2025年のG1寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントは前橋競輪場で開催！注目選手・攻略ポイントまとめ！

前橋競輪場攻略①：完全屋内型で風の影響ゼロ！

前橋競輪場は日本トーターグリーンドームを利用した完全屋内型のバンク。
そのため、競輪では珍しく風の影響がまったくありません！
横風や向かい風で展開が左右されないので、選手の実力がしっかり結果に反映されやすい環境です。

ただし、風がないぶん「追い風でスピードに乗る」という展開も起こらないため、先頭を取る選手のパワー勝負になりやすい点は覚えておきましょう。

前橋競輪場攻略②：日本一急なカントで先行ラインが断然有利！

前橋競輪場といえば、何といっても日本一急なカントが最大の特徴です。
コーナーの角度は驚きの36°！
この急勾配によってバンク全体が超高速化し、先行ラインが押し切る展開が非常に多くなっています。

実際、決まり手の傾向を見ても「逃げ」が全国平均より約10％も高いというデータが出ています。
その一方で、「差し」も同じくらい決まりやすいので、逃げラインを中心にしつつ差し・捲りも頭に入れた組み立てがカギです。

注目選手①：堂々の選考順位1位！古性優作！

古性優作は力強さと巧さを兼ね備えた万能型の選手で、自在な立ち回りには定評があります！
どんな展開にも対応できる柔軟さが武器で、先行・まくり・差しと全てのパターンで勝負できるのが強み。

今年もG1やG2で安定した成績を残し、連対率・勝率ともにトップクラスをキープ。
終盤の鋭い差し脚や、冷静な判断力で逆転勝利をもぎ取るシーンも多く、勝負どころでの存在感は圧倒的です。

チームを引っ張るリーダーとしても頼れる存在で、戦術・脚力・勝負勘の三拍子が揃った完成度の高いトップレーサーです！

注目選手②：99期の郡司浩平は選考順位2位！

郡司浩平といえば、鋭いまくりと爆発的な末脚が最大の武器！
中団から一気に仕掛けるスピードとタイミングの良さは、まさに一撃必殺。
今年もビッグレースで上位に絡むことが多く、S級S班の中でも存在感は抜群です。

展開を読み切る勝負勘と、ゴール前での勝負強さが光るタイプで、追い込み勝負でもしっかり結果を残す安定感があります。

強烈なスピードで観客を沸かせるレーススタイルはまさに攻めの象徴。
後方からでも一発で勝ち切る姿に、思わずファンも息をのむ、魅せるレーサーです！

注目選手③：選考順位3位の脇本雄太は福井支部のS級S班！

圧倒的なスピードとパワーで別格の走りを見せる脇本雄太！
先行から堂々と押し切るレーススタイルで、序盤から主導権を奪い、最後まで粘り切る姿はまさに王者の風格。
今年もビッグタイトル戦線で大活躍し、逃げ切りでの勝利を量産しています。

とにかく踏み出しの加速力が異次元で、後続を一気に突き放す走りは観る者を圧倒。
自らレースを支配する強さは他の追随を許さず、ラインの信頼感も抜群です。
戦術うんぬんを超えた「力でねじ伏せる」スタイルで、多くのファンを魅了し続けています！

賞金や出場資格をチェック！優勝すれば4300万円！

• S級S班在籍者
• 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントで3回以上優勝した者
• 選考期間において2か月以上JCFトラック種目強化指定（A）に所属した者
• 選考期間における世界選手権自転車競技大会トラック種目出場者
• 選考期間における世界選手権自転車競技大会に準ずる国際大会トラック種目で3位以内となった者
• 選考期間におけるアジア自転車競技選手権大会ケイリンまたはスプリントで1位となった者
• 過去のオリンピックで3位以内となった者
• 第72回全プロで3位以内となった者
• 第72回全プロ出場者で平均競走得点上位者
• 枠に余りがある場合は2024年度地区プロ出場者から平均競走得点を勘案し推薦

G1である寬仁親王牌は、他の開催とはひと味違う大会です。
まず押さえておきたいのが、出場するためのハードルが非常に高いということ！

出場資格はちょっとややこしく見えますが、ざっくり言うとS級S班のトップ選手、国際大会で活躍した選手、そして競走得点の上位者が対象となります。

つまり、どの選手を見ても超一流ばかりというわけです。
そんな猛者たちが真剣勝負を繰り広げるのだから、盛り上がらないはずがありません！

さらに注目なのが賞金額。
2023年大会では優勝賞金が3,800万円、2024年は4,000万円と年々アップしており、2025年大会の優勝賞金はなんと4,300万円！
昨年から300万円の増額となりました。

選手たちにとってもまさに「絶対に勝ち取りたいタイトル」。
賞金も栄誉もかかった一戦になるので、ハイレベルな戦いが期待できます！

勝ち上がり方式を理解してトーナメントを楽しもう！

寛仁親王牌では、特別選抜予選やローズカップなどが組み込まれた、少し複雑な勝ち上がりシステムが採用されています。
ただ賭けるだけではなく、この流れを把握しておくことで、レースの見え方がグッと深まりますよ！

まず初日は「一次予選・特別選抜予選・日本競輪選手会理事長杯」の計12レース。
一次予選の選手は4着以上で2日目に進出、それ以外は敗者戦へ。
一方、特別選抜と理事長杯に出走する選手は順位に関係なく2日目進出が決まっています。

2日目は「二次予選A・二次予選B・ローズカップ・特一般」の構成。
成績上位者は二次予選A、下位者は二次予選Bにまわり、Aは4着以上、Bは2着以上で準決勝へ。
ローズカップに出走する選手は全員が準決勝進出という特典つきです。

3日目は、いよいよ準決勝が勝負のカギ。
ここで3着以内に入った選手だけが決勝の舞台へ進むことができます。

一見ややこしそうな流れですが、勝ち上がり条件を知っておくと「誰が勝負どころなのか」が明確になり、観戦も予想も断然楽しくなります！