競輪予想の的中率アップ!競輪で最も重要な要素「ライン」の基本情報から予想の攻略情報を徹底解説
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競輪のレース予想において、「ライン」の理解は避けて通れない重要な要素です。
ラインとは、主に同地区や同県の選手同士がレース中に連携し、チームのように戦う戦術のことを指します。
一見すると個人競技に見える競輪ですが、このラインがあることで、レースはより戦略的で奥深いものになります。
「なぜ選手同士が協力するの?」「ラインの役割って何?」といった疑問を持つ競輪初心者の方も多いでしょう。
この記事では、そんな競輪の「ライン」について、その組み方から各選手の役割、レースにおける重要性まで、分かりやすく丁寧に解説していきます!
ラインはどうやって組まれるのか?

競輪の「ライン」って、どうやって決まるの?
基本的には、選手の出身地や練習仲間で組むことが多いんじゃよ。
競輪のレースで形成される「ライン」は、多くの場合、同じ都道府県や同じ地区に所属する選手同士で組まれます。
これは、日頃から一緒に練習する機会が多く、お互いの脚質(得意な戦法)や特徴を熟知しているため、連携しやすいという理由があるからです。
なるほど!気心の知れた仲間と一緒だと安心だね♪
ライン内では、先頭を走って風よけの役割を担う選手や、その後ろでアシストする選手など、各選手がそれぞれの役割を持って配置されます。
これにより、1つのラインというグループが形成され、他のラインと競い合うことになります。
ラインの組み方はレース直前の選手紹介(脚見せ)の際に、選手たちの並びやコメントからある程度推測することができます。
新聞や専門誌、インターネットの出走表などでも、予想されるライン構成が掲載されているので、予想の参考にすると良いでしょう。
競輪は信頼関係が重要なんじゃ。
- ラインは主に同県・同地区の選手で形成
- 選手の脚質や特徴の相互理解が基本
- 事前の情報収集でライン構成を把握
ラインの役割を理解しよう!

ラインって、レースでどんな役割があるの?
うむ、ラインはチームで作戦を立て、有利にレースを運ぶためにあるんじゃ。
ラインは、多くの場合2人~3人で組まれますが、時には4人以上の長いラインになることもあります。
それぞれの選手がライン内で特定の役割を担い、チームとして勝利を目指します。
ここでは、各選手の主な役割について解説していきましょう。
先頭選手の役割と動き
先頭の選手って、すごく重要そうだね!
その通りじゃ。レースの流れを作る役割じゃからの。
まず、ラインの先頭を走る選手の役割です。
この選手は「自力型」の選手が多く、風の抵抗を最も受けながらも、ライン全体を引っ張っていく重要なポジションです。
他のラインとの位置取り争いや、レースのペースを作るなど、その動きがレース展開を大きく左右します。
例えば、Aライン(①②③)とBライン(④⑤⑥)があったとしましょう。
- Aライン①②③ Bライン④⑤⑥
レース中盤、後方にいたBラインの先頭④が前に上がろうと仕掛けてきたとします。
この時、Aラインの先頭①がどのような動きをするかが最初の注目ポイントです。
<Bラインを先に行かせる場合(番手捲り狙いなど)>
①が抵抗せずに④を前に出すと、隊列は以下のようになります。
- Bライン④⑤⑥ Aライン①②③
これは、後方からタイミングを見て捲る作戦などの場合に取られることがあります。
<Bラインを前に行かせない場合(突っ張る)>
Aラインが先行して主導権を握りたい場合、①は④を前に行かせないように抵抗します。
この動きを競輪用語で「突っ張る」と言います。
- Bライン④⑤⑥(外から攻める)
- Aライン①②③(内から抵抗)
「突っ張る」って、なんだかプロレスみたいだね!
はっはっは。力と力のぶつかり合いじゃぞ!
このように、先頭選手は自分のラインが有利になるように、他のラインの動きを警戒しつつ、レースの主導権を握るための駆け引きを行います。
どのラインが主導権を握るかは、レースの勝敗を占う上で非常に重要なポイントです。
番手選手の役割と動き
先頭の後ろの選手は何をするの?「番手」って言うんだよね!
うむ、「番手」は先頭選手を援護し、時には自ら勝負に出る重要な役割じゃ。
次に、ラインの先頭選手の後ろ(2番手)を走る選手の役割です。
このポジションを競輪用語で「番手(ばんて)*.」と言います。
番手選手は、主に「追い込み型」の選手が務め、先頭選手を援護しつつ、最終的なゴール勝負に備えます。
先ほどの例で、Bラインの④が仕掛けてきた際に、Aラインの①が「突っ張る」作戦を取ったとします。
- Bライン④⑤⑥(外から攻める)
- Aライン①②③(内から抵抗)
この時、Aラインの番手選手である②は、けん制「ヨコの動き」で④のスピードを殺し①の前に行きにくくなる動きなどの役割をこなしています
わー!結構激しいね!
これも作戦のうちじゃ。
番手選手は、先頭選手が力を温存できるように風よけの恩恵を受けつつ、他のラインからの攻撃を防ぐ「盾」のような役割も果たします。
そして、ゴール前では先頭選手との連携から抜け出して、自らが1着を狙うこともあります。
3番手以降の選手の役割
3番目の選手も大切な役割があるんでしょ?
もちろんじゃ。特に内側を空けないことが重要じゃぞ。
ラインの3番手(またはそれ以降)の選手も重要な役割を担います。
主な役割は、番手選手と同様に前方の選手を援護すること、そして特に競輪場の内側のコースを他ラインに取られないように守ることです。
競輪には「内側追い抜き禁止」というルールがあります。
これは、内側のイエローラインよりも内側を走り続ける選手の内側から追い抜くことを禁止するものです。
もし、3番手の選手が不用意に内側を空けてしまうと、他のラインの選手にそのスペースに切り込まれてしまい、ラインが分断されたり、有利な位置を奪われたりする可能性があります。
例えば、Aラインの①②③が走行中、Bラインの④が外から仕掛け、Aラインの②がこれを牽制するために外側に動いたとします。
この時、③が②につられて外側に膨らみ、内帯線(走路の内側の線のこと)付近を空けてしまうと…。
- Bライン
- ④⑤⑥
- Aライン
- ②③
- —--------
- ① 内帯線
- —--------
この隙を突いて、Bラインの④が内側に切り込んでくることがあります。
- Aライン
- ②③
- —--------Bライン
- ① ④⑤⑥ 内帯線
- —--------
こうなると、Aラインは分断され、Bラインに有利な展開を許してしまいます。
場合によっては、④が①の後ろ(番手)に入り込み、Aラインの連携を完全に崩壊させることもあります。
- (Aライン分断)
- ②③
- ①④⑤⑥
ですから、3番手の選手は、前方の選手の動きに注意しつつ、しっかりと内側を締めて走行し、他ラインの切り込みを防ぐという重要な任務があります。
ただし、内側ばかりを意識しすぎると、バンクの傾斜を上手く使えず脚力を消耗してしまうため、そのバランスも難しいところです。
内側を締めるのも大事なんだね!奥が深いなあ。
ライン戦はチームプレーじゃからのう。一人ひとりの役割が大切なんじゃ。
- 先頭選手はレースの主導権を握る役割
- 番手選手は先頭援護と勝負どころの見極め
- 3番手以降はライン維持と内側防御が重要
まとめ:競輪の「ライン」は勝利への生命線!その役割と戦略を理解して予想に活かそう!

ラインのことが分かってきたよ!予想にはどう活かせばいいの?
ラインの強さや作戦を読むことが、的中への近道じゃ!
ここまで見てきたように、競輪のラインには各選手に明確な役割があり、それぞれがその役割をしっかりとこなすことで、ライン全体の勝利の可能性が高まります。
選手たちは生活をかけてレースに臨んでいるため、ライン内での自分の役割を全うし、賞金を獲得しようと必死です。
このラインの結束力や作戦が、レース展開を大きく左右するのです。
ラインを理解すると、競輪がもっと面白くなりそう!
したがって、ラインの構成や各選手の脚質、調子、さらにはライン同士の相性などを考慮してレース展開を予想することが、競輪の的中率を上げるための重要な知識となります。
ラインを理解すればするほど、競輪の奥深さや選手の駆け引きの面白さが分かり、より一層競輪にハマることでしょう!
その通りじゃ! ラインを知れば競輪は100倍面白いぞ!
- ライン内の各選手の役割と能力を分析
- ライン同士の力関係や作戦を予測
- ライン理解がレース展開を読む鍵となる