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【初心者必見】競輪出走表の見方を解説!S・H・Bなどの単語の意味とは?見るだけで競輪予想の精度が上がる!

【初心者必見】競輪出走表の見方を解説!S・H・Bなどの単語の意味とは?見るだけで競輪予想の精度が上がる!

競輪予想の第一歩は、出走表を読み解くことから始まります!
選手の基本情報はもちろん、勝率や連対率など、様々なデータが詰まっていますが、初心者にとっては「どこを見ればいいの?」「この記号は何?」と戸惑うことも多いでしょう。
でもご安心ください!
この記事では、数ある出走表の情報の中でも特にレース展開の予想に役立つ「S・H・B」と「決まり手」という2つの重要項目に絞って、その見方と活用法を分かりやすく解説します。
この2点を押さえるだけで、あなたの競輪予想はきっとレベルアップするはずです!

S・H・Bとは?予想にどう活かす?

競輪の出走表
競輪の出走表

出走表には、選手の様々なデータがアルファベットや数字で記載されています。

博士、出走表にある「S」とか「B」って何かの暗号なの?

ふぉっふぉっ。暗号ではないぞ。選手の動きを知る手がかりじゃ。

その中でも特に注目したいのが「S」「H」「B」という項目です。

これらは選手のレース中の動きの傾向を示しており、展開予想に非常に役立ちます。
(※「H」については、出走表によって記載がない場合もあります)

<S:スタート回数>

これは、号砲が鳴った後、選手が先頭誘導員の後ろ(S位置)についた回数を示します。
競輪のレースでは、スタート直後の「初手の位置取り」がその後のレース展開に大きく影響します。

「S」の回数が多い選手は、積極的に前方の位置を取りにいく傾向があると考えられ、その選手がどのラインの先頭になるか、あるいはどの位置からレースを進めるかといった初手の並びを予想する上で重要な手がかりとなります。

スタートが上手な選手ってことだね!先頭を取りやすいのかな?

うむ。その選手の積極性や作戦を読むヒントになるんじゃ。

<H:ホーム回数>

これは、残り1周のホーム・ストレッチ・ラインを先頭で通過した回数を示します。
この回数が多い選手は、レース終盤の主導権を握る可能性が高い「先行選手」であると推測できます。

<B:バック回数>

これは、残り半周のバック・ストレッチ・ラインを先頭で通過した回数を示します。
「H」の回数と合わせて見ることで、その選手がどれだけ長く先頭を維持できるか、あるいはどのタイミングで仕掛けるかといった戦術が見えてきます。

「B」の回数が多い選手は、レース終盤まで粘り強く先行している証拠であり、その選手が所属するラインが車券に絡む(連対する)可能性が高いと判断できます。

「B」が多い選手は、最後まで頑張る選手ってことか!

そうじゃな。その選手が軸になりやすいということじゃ。

これらのS・H・Bの数値を他の選手と比較することで、レースの主導権をどの選手(ライン)が握りそうか、といった展開をある程度予測することができます。

  • Sはスタート時の先頭誘導員直後の確保回数
  • Hは残り1周ホーム先頭通過回数、Bは残り半周バック先頭通過回数
  • S・H・Bの数値からレース展開や主導権を握るラインを予測

「決まり手」で選手の戦法を見抜け!

レース中の競輪選手
レース中の競輪選手

出走表に記載されている「決まり手」は、その選手が過去のレースで1着または2着に入った際に、どのような戦法(勝ちパターン)で結果を残したかを示す非常に重要なデータです。

直近の「決まり手」っていうのもあるんだね!これは何が分かるの?

うむ、これは選手がどんな勝ち方、あるいは2着の入り方をしたかじゃ。脚質がよく分かるぞ。

主な決まり手には以下のものがあります。

  • 逃(にげ):自ら先行し、そのままゴールまで逃げ切って1着または2着に入った場合。
  • 捲(まくり):レース中盤以降に後方から一気にスピードを上げて前の選手を追い抜き、1着または2着に入った場合。
  • 差(さし):先行するラインの番手や3番手から、ゴール前の直線で前の選手を追い抜いて1着または2着に入った場合。
  • マ(マーク):先行する選手の直後を追走し、そのまま追い抜かずに2着に入った場合。(1着の場合は「差」になります)

「逃げ」とか「捲り」とか、 なんだかカッコイイね!

この決まり手の回数や比率を見ることで、選手の得意な戦法(脚質)やレーススタイルを読み取ることができます。

例えば、ある選手の決まり手が「差:0回、マ:5回」だったとしましょう。
このデータからは、「この選手は前の選手を追い抜いて勝つだけの脚力(スピードや持久力)は乏しいかもしれないが、きっちりマークして2着に残る技術は持っている」という推測が成り立ちます。

えー!じゃあ、その選手が1着になるのは難しそうってこと?

そういう見方もできるのう。前を走る選手次第というわけじゃ。

もし、この選手がマークする先行選手が、他の強力なラインとの競り合いに負けて失速してしまった場合、このマーク選手も共倒れしてしまい、車券に絡む可能性は低くなると判断できます。
その結果、「この選手は今回は予想から外そう」という判断を下すこともできるわけです。

なるほどー!決まり手を見ると、選手の弱点も見えちゃうんだね!

逆に、「逃」や「捲」の決まり手が多い選手は自力でレースを動かせるタイプ、「差」が多い選手はゴール前の切れ味が鋭いタイプと判断できます。
このように、決まり手は選手の特性を深く知るための重要な情報源なのです。

選手の得意技や特徴が分かるから、予想の精度が上がるんじゃ。

  • 決まり手は選手が1着・2着になった際の戦法を示す
  • 「逃」「捲」「差」「マ」の4種類が基本
  • 決まり手の回数や比率から選手の脚質や得意パターンを分析

まとめ:競輪の出走表は情報の宝庫!S・H・Bと決まり手を読み解き予想を深化させよう!

レースに臨む競輪選手
レースに臨む競輪選手

ここまで見てきたように、競輪の出走表には、単に選手の枠番や名前が書かれているだけでなく、レース展開を予想する上で非常に重要な情報が満載です。

出走表って、ただの選手リストじゃなくて、ヒントがいっぱい詰まってるんだね!

その通りじゃ!出走表を読み解けば、レースの展開が手に取るように分かることもあるぞ。

今回注目した「S・H・B」の数値や「決まり手」のデータは、その選手がどのようなレーススタイル(脚質)を持ち、どのようなレース運びを得意としているのかを知るための貴重な手がかりとなります。

S・H・Bで主導権を握る選手が分かって、決まり手でその選手が勝ち切れるか分かる…みたいな?

うむ、大まかにはそういうことじゃな。ラインの強さも合わせて考えるんじゃ。

例えば、ラインを組む先行選手の「B」が多く、番手選手の「差」の決まり手が多い場合、「このラインは先行して、最後は番手がきっちり差し切る可能性が高いな」といった具体的なレース展開をイメージすることができます。
逆に、先行選手の「B」が少なく、番手選手の「マ」が多い場合は、「先行選手が粘りきれず、番手選手も追走までかもしれない」といった推測も可能です。

わー!出走表だけで、そんなことまで考えられるんだ!面白い!

もちろん、競輪の予想はこれらのデータだけで全てが決まるわけではありません。
選手の調子、競輪場の特徴、天候、ライン同士の相性など、様々な要素が絡み合って結果に繋がります。
しかし、出走表に記載された客観的なデータをしっかりと読み解くことは、精度の高い予想をするための基礎体力とも言えるでしょう。

出走表は、いわば予想の羅針盤じゃ。これを使いこなしてこそ、競輪の奥深さが分かるんじゃよ。

出走表のポイントを押さえて、あなたも競輪予想の達人を目指しましょう!

  • 出走表は選手の脚質やレース運びを読み解く情報源
  • S・H・Bと決まり手を組み合わせることで展開予想の精度向上
  • 他の要素も加味しつつ出走表データを基礎に予想を組み立てる
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