青森競輪場の徹底攻略ガイド!バンク特徴から予想のコツまで解説!直線が長くカントがきつい!
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青森競輪場は、青森県青森市に位置する歴史ある400mバンクです。
「縄文バンク」の愛称でも親しまれ、直線が長くカントがきついという特徴があります。
また、海に近いため風の影響も大きく、風向きや風速によって展開が左右される点にも要注意です。
本記事では、バンクデータや決まり手の傾向、有力選手の情報をもとに、勝率アップにつながる予想のポイントを詳しく解説します。
初心者の方でも実践しやすい内容となっていますので、ぜひ参考にして青森競輪場での的中を目指しましょう!
青森競輪場の特徴|直線が長く追い込み有利な縄文バンク

青森競輪場は青森市にある400mバンクの競輪場で、地元ファンからは「みちのく競輪」や「縄文バンク」の愛称で親しまれています。
1950年に開設され、1982年に現在の場所へ移転しました。
バンク自体はオーソドックスな構造ながらも、直線の長さや風の影響など、予想に重要な要素が多く含まれているのが特徴です。
なお、積雪の影響で11月から3月までは開催されていません。
バンクデータ|400mで直線長め&ややキツめの傾斜

青森競輪場のバンクデータは以下のとおりです。
- 周長:400m
- みなし直線距離:58.9m
- センター部路面傾斜:32°15′7″
- 直線部分路面傾斜:2°51′45″
- ホーム幅員:10.8m
- バック幅員:9.8m
- センター幅員:7.8m
- 最高上がりタイム:10.5秒
- 記録選手:ベイリー
みなし直線距離が58.9mと長めで、全国にある400mバンクの中でも上位に位置します。
また、カント(傾斜)もややキツめで、スピードの乗ったままコーナーから加速しやすい設計です。
こうした特徴から、直線勝負になりやすく、差しや追い込みが決まりやすい傾向があります。
みなし直線がそんなに長いんだ!
最後の直線勝負が多くなりそうだね!
気候|海風による風向きが展開を左右
青森競輪場は陸奥湾に近く、海からの風がレース展開に大きく影響を与える競輪場です。
特に北風が吹くと、バック側が向かい風、ホーム側が追い風となり、捲りや追い込み選手にとっては好条件になります。
風が強い日は逃げ選手が不利になることも多いため、風向と風速のチェックは予想において必須です。
うむ、風を読むのが肝心じゃのう。
特にホーム側の追い風は重要じゃ!
開催は4月〜10月のみで、雪の影響はありません。
夏場は30度を超えることもあり、気温の高さも選手の体力に影響を及ぼす要因となります。
梅雨の影響は少なく、降水量も大きくはないため、比較的安定した天候の中での開催が多いのも特徴です。
- 青森競輪場は400mバンクで、見なし直線が長く差しが決まりやすい
- カントがややキツく、加速しやすい設計で直線勝負が多い
- 陸奥湾からの風が展開に影響し、風向きのチェックが予想の鍵
決まり手データ|「差し」が最も有利で「捲り」も多い傾向

青森競輪場の決まり手データを見てみましょう。
決まり手 | 1着 | 2着 |
---|---|---|
逃げ | 22.4% | 19.4% |
捲り | 28.0% | 14.7% |
差し | 49.5% | 25.2% |
マーク | – | 40.6% |
このデータを見ると、青森競輪場の1着の決まり手で最も多いのは、全体で49.5%を占める「差し」であり、全国平均と比較してもその割合は大きいです。
次に多いのが「捲り」の28.0%となっています。
このことから、青森競輪場は後方からの追い込みや捲りを得意とする選手に有利な傾向があると言えます。
へぇー!差しがそんなに多いんだねー!
2着の決まり手としては、「マーク」が40.6%と最も高く、「差し」が25.2%と続いています。
これは、先行した選手を後方からマークしていた選手が、最終直線で差しや捲りを決められて2着に流れ込む展開が多いことを示唆しています。
青森競輪場は直線が長いから、最後に差し脚が伸びる選手が有利になる傾向があるんじゃ。
- 青森競輪場は差しが最も有利
- 風の影響が予想に大きな影響を与える
予想を当てる方法|差し・捲り有利な青森競輪場の攻略法

青森競輪場って、どうやって予想すれば当たりやすいんですか?
青森競輪場で車券を的中させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
バンクの構造や気候による影響、そして選手の特性などを理解することが、予想の精度を高める鍵となります。
うむ、予想にはデータと経験、そしてその日のバンク状況を見極める洞察力が必要じゃ!一つずつポイントを解説していこう!
直線での「伸び」や「縦足」を持つ選手に注目

青森競輪場は、周長400mバンクでありながら、見なし直線距離が58.9mと比較的長く設定されています。
これは全国の400mバンクの中でも長めの部類に入ります。
このバンク特性は、レースの最終盤、特に最後の直線での勝負に大きな影響を与えます。
直線が長いと、どういう選手が有利になるんですか?
直線が長いバンクでは、先行して逃げる選手は最後の直線で後続に捕まりやすくなります。
そのため、コーナーを回ってからの直線で一気にスピードを上げて前方の選手を抜き去る、「差し」や「捲り」といった脚質を持つ選手が有利になりやすい傾向があります。
そうじゃな。過去の決まり手データを見ても、1着の約半数が「差し」、次に「捲り」が多くなっておる。「逃げ」の割合は低めじゃ。
海風の影響を読んで有利な脚質を見極める

青森競輪場は海に近いため、陸奥湾からの風がレースに影響を与えることがあります。
特に、2センター側(北側)のスタンドが取り壊されたリニューアル後は、海側からの風の影響が大きくなっているようです。
風が吹くと、レースはどう変わるの?
風向きによって、バンクのどの部分が向かい風になり、どの部分が追い風になるかが変わります。
例えば、海側からの風(主に北風)が吹くと、バンクのバック側では向かい風に、ホーム側(最終直線)では追い風になります。
追い風が吹く直線では、選手のスピードがさらに増すから、後方から追い込んでくる選手にとって有利に働くんじゃよ!
基本的には「北風の強い日は逃げより捲り有利」とされています。
これは、バックの向かい風で逃げる選手が消耗しやすく、その後のホームの追い風に乗って捲りや追い込みが決まりやすくなるためと考えられます。
風向きで有利な戦法が変わるんだね!チェックしないと!
地元選手かどうかにとらわれすぎない判断も重要

競輪において、地元選手は普段から練習しているバンクの特徴をよく知っているため、「買い」とされています。
特に、風によるバンクの特徴は地元選手だけが分かることもあるため、地元選手が走る際には連に絡めて予想することも検討したいところです。
やっぱり地元選手って強いんだね!じゃあ、青森の選手が出たら必ず買うべきかな?
うーん、そこが少し難しいところじゃな。もちろん地元選手は地の利があるが、青森競輪場は他の競輪場と比べて比較的バンクにクセが大きくないと言われておるんじゃ。
実際に過去のデータを調査すると、青森記念(善知鳥杯争奪戦)の歴代優勝者の中では、青森競輪場をホームバンクとする選手が優勝した回数は多くありません。
そうなんだね!地元だからといって、過信は禁物ってことだね!
もちろん有力な地元選手(新山選手、大川選手、佐藤選手など)が出場する際は注目すべきです。
しかし、ホームバンクであることを過度に重視しすぎず、その選手の最近の調子や脚質、そして当日のバンクコンディションなどを総合的に判断することがより重要と言えるでしょう。
- 直線が長く差し・捲りが有利、縦足を持つ選手に注目
- 海風の影響を考慮し、風向きで有利な脚質を見極める
- 地元選手かどうかにとらわれず、総合的に判断する
青森競輪場の有名選手や強い選手を紹介

さて、先ほどはそこまで地元選手を重視しすぎなくてよいと話しました。
とはいえ、ここまで青森競輪について知ったのであれば、地元選手もチェックしておいて損はないでしょう!
【新山響平】東北を牽引するSS級の逃屋

新山選手って、すごく強いって聞いたよ!どんな選手なの??
青森支部を代表する選手と言えば、やはりSS級の新山響平選手です。
107期で、脚質は「逃げ」ですね。
うむ、新山選手は競輪界の最前線で戦うトップ選手じゃよ!2016年の優秀新人賞や2022年の特別敢闘選手賞も受賞しておる。
なお、新山選手は青森県出身ですが、ホーム競技場は八戸自転車競技場となっている点は少し注意が必要です。
それでも、青森記念(善知鳥杯争奪戦)では2019年に優勝経験がありますし、2020年には年間24勝、2021年には19勝を挙げるなど、安定して高い勝率を残している実力者です。
【大川剛】特別昇級を重ねた大型新人

大型新人って聞くとワクワクしちゃう!大川選手も青森の選手なんだね?
大川剛選手は青森競輪の注目の的となっている大型新人選手です。
121期で、級班はS級2班(2023年7月より昇級)ですね。
うむ、まさに彗星のごとく現れた若手選手じゃな!2023年の3月から7月という短期間で、A3からS2まで一気に特別昇級を果たしたんじゃ!
デビュー当初は安定しない成績でしたが、すぐに勝ち方を見つけ、めきめきと実力をつけていきました。別府F1ではS級初優勝も飾り、S級でも十分に戦える力があることを証明しています。脚質は「逃げ」ですね。
A級からS級2班まで特別昇級って、すごいスピード!
【佐藤和也】通算200勝達成のベテラン追込選手

ベテランの選手もいるんだね!佐藤選手はどんな特徴があるの?
佐藤和也選手は、青森支部に所属するベテラン選手です。
95期で、級班はS級1班ですね。
佐藤選手は通算200勝を達成しておる、経験豊富な実力者じゃ!G1レースへの出場経験もあるぞい。
脚質は「追い込み」で、特に「捲り」が得意な選手として知られています。
青森競輪場は直線が長く、差しや捲りが決まりやすいバンクなので、佐藤選手の脚質はバンク特性とも相性が良いと言えるかもしれませんね。
追い込みだけど捲りも得意なんだね!なんだか強そう〜!
- 【新山響平】東北を牽引するSS級
- 【大川剛】短期間で特別昇級を果たした期待の若手
- 【佐藤和也】通算200勝達成のベテラン追込選手
まとめ|青森競輪場の特徴と予想のコツを総まとめ

青森競輪場の特徴やレース傾向、予想のポイントについて解説しました。
最後に、この記事でご紹介した主なポイントをまとめて振り返りましょう。
- 直線長くカントややキツめの400mバンク
- 差し・捲りが有利、特にS級は差しの割合が高い
- 海風(特に北風)がレースに影響、風向・風速の確認が重要
- 直線での伸びや縦足を持つ選手の活躍に注目
- 地元選手は有利な面も、ホームバンクを過度に重視しない
青森競輪場は、周長400mで直線が長く、カントがややきついバンクです。
海に近いため、陸奥湾からの風もレース展開に影響を与えるため注意が必要です。
決まり手データを見ると、差しや捲りが有利な傾向があります。
予想する際は、選手の縦足や風向きを考慮することが重要です。
地元選手はバンクに慣れている利点がありますが、ホームバンクであることを過度に重視しすぎない方が良いかもしれません。
これらの情報を参考に、青森競輪場での予想をぜひ楽しんでください!