【完全攻略】岐阜競輪場のバンクの特徴とデータから見る予想の方法・注目の選手まで徹底解説！

バンクデータ｜標準的な400mだが直線は全国9番目

岐阜競輪場は、周長400mの標準的なバンクです。

• 周長：400m
• みなし直線距離：59.3m
• センター部路面傾斜：32°15′7″
• 直線部分路面傾斜：2°51′45″
• ホーム幅員：10.2m
• バック幅員：9.0m
• センター幅員：7.4m

しかし、見なし直線距離は59.3mと全国平均の約53.9mよりも約5m長く、400mバンクの中では9番目に位置する長さとなっています。

バンクのカントは32°15′7″と、全国平均よりもややきつめですが、選手にとっては比較的扱いやすい設計です。
また、ホーム幅員は10.2mと少し狭めで、ゴール前の位置取りや追い込み戦では接戦になりやすい場面もあります。

総じて、岐阜競輪場は「標準的な構造ながら直線に個性がある」バンクと言えるでしょう。

気候｜風向きの変化に注意

岐阜競輪場はホーム側にスタンドがある構造ですが、日によって風向きが大きく変化します。
向かい風、追い風、さらには横風が吹く日もあり、この風向きの変化がレース展開に大きく影響します。

特に自力型の選手にとっては、風向きを読んだ展開力が試されます。

• 岐阜競輪場は標準的だが直線距離がやや長め
• ホーム幅員がやや狭く、接戦が起きやすい
• 日ごとの風向き変化が予想に大きく影響する

「差し」が決まりやすいバンク構造

2024年のレースデータによると、「差し」が1着となる割合は46.6%と、約半数を占めています。
次いで「捲り」が31.2%、そして「逃げ」が22.2%と続きます。

一方で、2着では「マーク」が36.4%と最も高くなっており、番手選手が2着に絡むケースも多く見られます。

特に注目したいのが、見なし直線距離が59.3mと全国平均より約5m長いという点です。
この長さが、最後の直線での逆転劇を生みやすくしており、差しが決まりやすい要因となっています。

• 「差し」が1着決まり手の中で最多
• 直線の長さが追い込みを有利にする
• 「マーク」選手の2着率も高く注目

決まり手データと脚質から狙う選手

データによると、岐阜競輪場では「差し」が最も1着に多く絡んでいます。
次いで「捲り」が多く、「逃げ」での1着は少なめ。

直線が長いため、先行選手は脚を使い切ってしまい、最後に後方から差されやすくなります。
つまり、「差し」や「追い込み」が得意な選手、または「捲り」もこなせる両脚質タイプが有利な傾向にあるのです。

加えて、2着の決まり手では「マーク」が最多。
これは、番手の選手が好位置をキープしやすく、展開によっては1着を狙えるケースもあるため、車券に組み込むと好配当につながる可能性があります。

風向きを読み解く

岐阜競輪場では、スタンド側に風が当たる構造から、向かい風や追い風、横風など様々な風が吹き込みます。

長い直線では、向かい風だと差しが決まりにくくなり、追い風であれば差しが有利になります。

風の有無と方向によって、有利になる脚質が変わるため、事前の風予測が予想精度を左右します。

バンク構造と選手の実力を総合判断

岐阜競輪場は「クセが少ない」と言われがちですが、独特の構造があります。
長い見なし直線、やや急なカント、そして中央に配置された池などが、選手の走行パターンに少なからず影響を与えています。

たとえば、長い直線では4コーナーからの大外よりも中バンクを伸びる選手が有利になる傾向もあり、自力型が捲り切れなくても内寄りで踏みとどまれば好結果につながる可能性があります。

• 岐阜は「差し」と「マーク」が中心の展開になりやすい
• 風向きによって有利な脚質が変わるため予報を確認
• 内枠・選手の直近成績・ギア数にも注目

【志智 俊夫】600勝の鉄人！今も第一線で活躍

地元・岐阜のS級1班選手、志智俊夫選手（70期）は、競輪界で“レジェンド”と称される存在です。

2023年には、史上6人目となる通算600勝を達成。
これは、長年トップレベルで走り続けた証であり、その実力と経験の厚みは今なお健在です。

2024年もオールスター競輪やサマーナイトフェスティバルといったグレードレースに出場。
主に追い込み型として戦っていますが、豊富なキャリアで培われた勝負勘と瞬時の判断力が光ります。

【川口 公太朗】兄弟でS級！再起した実力派

川口公太朗選手は、岐阜を代表するS級1班選手。
脚質は追い込み（追）で、力強く安定した走りが持ち味です。

2023年には落車による骨折という不運に見舞われましたが、リハビリを乗り越えて見事に復帰。
その復活劇は多くのファンに感動を与えました。

また、注目すべきは弟・聖二選手も同じくS級1班で活躍している点。
兄弟そろってトップクラスで戦う姿は、岐阜ファンの誇りと言えるでしょう。

【川口 聖二】兄の背中を追い成長中の若き実力者

兄・公太朗選手とともに地元を盛り上げるのが、川口聖二選手（103期）です。
S級1班として活躍する若手で、兄と同じく追い込みをベースとしつつ、自力で仕掛ける場面も増えています。

聖二選手は、着実にキャリアを積み重ねながら、走りの幅を広げている成長株。
岐阜競輪場でのレースでは特に気合が入っており、スピードと粘り強さを武器に上位に絡むシーンも多く見られます。

将来の岐阜競輪を背負う存在として期待されている選手です。

• 【志智俊夫】600勝のレジェンド
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