広島競輪場の徹底攻略ガイド！バンク特徴から予想のコツまで解説！捲り脚質を重視しよう

バンクデータ｜クセは少なめだが直線が長い

広島競輪場のバンクは全国でも一般的な周長400mの形状です。
その中でも特に「クセが少ない」とされ、多くの選手が走りやすいと感じています。
バンクデータは以下の通りです。

• 周長：400m
• みなし直線距離：57.9m
• センター部路面傾斜：30°47′34″
• 直線部路面傾斜：3°26′1″
• ホーム幅員：10.5m
• バック幅員：8.5m
• センター幅員：7.3m

みなし直線距離が57.9mと全国平均より長めである点は見逃せません。
この直線の長さが、追い込み選手のチャンスを広げる一方で、先行選手が粘りにくい要因にもなります。

バックストレッチの幅員は8.5mと全国平均の9.4mより狭いですが、レースに大きく影響するほどではないとされています。

全体としては平均的な400mバンクですが、長い直線と外側が伸びやすい特徴がレース展開を左右します。

気候｜海沿いで風の影響が大きい

広島競輪場は瀬戸内海に面した場所にあるため、特に風の影響が大きい競輪場です。

特に冬場は強い西風が吹き、バックストレッチで向かい風となることが多く、これが先行選手の脚を削る要因となります。

このため、選手の間では「重いバンク」と呼ばれることもあります。

風の強さや向きは日ごとに変わるため、レース当日の気象情報をしっかり確認することが重要です。

また、広島市の年間降水量は全国平均より少なめですが、梅雨時期や季節の変わり目は雨が増えるため、雨天時のバンクコンディションも意識しましょう。

• 広島競輪場はクセが少ない周長400mバンク
• みなし直線距離が長く追い込みが決まりやすい
• 海沿いの立地で特に冬はバック向かい風が強い

決まり手データから狙うべき選手・ライン

広島競輪場のデータを見ると、捲りや差しでの1着が多い傾向にありましたね。
特に、捲りの1着は全国平均と比べても高い確率で出現しています。反対に、逃げの1着は全国平均よりも少なく、逃げの2着も出にくい状況です。

このことから、広島競輪場では先行選手が逃げ切るのは非常に難しく、後方から一気に仕掛ける捲りやゴール前で鋭く伸びる差しが決まりやすいと言えます。

そのため、車券を考える際は捲りを得意とする選手や、有力な差し選手を軸にするのがおすすめです。

風向きと強さをレース展開に活かす

広島競輪場は瀬戸内海に面しているため風の影響を受けやすいのが大きな特徴です。特に冬場は強い西風が吹きやすく、バックストレッチで向かい風になることが多いです。

バック向かい風は先行選手にとって大きな抵抗となり、脚力を消耗させて失速の原因となります。そのため、風が強い日や時間帯は先行選手に不利となり、捲り選手が有利になる傾向が高まります。

逆に、バック追い風なら先行選手に有利に働くこともあります。風向きや強さは日々変わるため、レース当日の風の状況を必ずチェックすることが予想の精度アップに欠かせません。

長い直線とスジ違い決着を考慮した買い目

広島競輪場は一般的な400mバンクですが、みなし直線距離が57.9mと全国平均よりやや長いことが特徴です。
この長い直線がゴール前での追い込みや捲りを決めやすくしています。

また、広島ではスジ違いでの決着が多く、半数以上のレースでスジ違いが出ています。

そのため、車券を買う際は、ラインで決まる「スジ車券」だけでなく、別々のラインの選手が1・2着になる「スジ違い」の買い目も積極的に狙うのがおすすめです。

特に、捲りラインからの「捲-捲」や「捲-差」といったスジ違いを意識すると良いでしょう。

• 広島競輪場は捲りや差しが1着で決まりやすい
• 逃げは不利で、特に冬場のバック向かい風に注意
• 風向き・強さと長い直線、スジ違いを考慮して買い目を組み立てる

【松浦悠士】競輪界の顔！特別競輪8度制覇の実力者

広島支部所属で、現在の競輪界を牽引する存在が松浦悠士選手（98期）です。
S級S班として、常にトップレベルで戦い続け、これまでに特別競輪（G1）を8度も制覇する輝かしい実績を持っています。

松浦選手は自在型の脚質で、レース展開に合わせて戦術を柔軟に変えることが可能です。特に山口県の清水裕友選手との連携は「ゴールデンコンビ」として知られており、多くのビッグレースで結果を残しています。

【町田太我】将来のSS班候補！特別昇班でS級1班へ

松浦選手に続く広島の次世代エースとして期待されているのが町田太我選手（117期）です。
圧倒的なスピードで昇級を重ね、特別昇班でS級1班へと駆け上がりました。

デビュー当初は徹底した先行型でしたが、最近は後方からの捲りも取り入れ、戦法の幅を広げています。

グレードの高いレースでのさらなる活躍が期待され、そのポテンシャルは非常に高いです。
町田選手の成長は広島競輪の未来を占う重要なポイントでしょう。

【西田優大】期待の若手！デビューから短期間で活躍

広島支部からまた一人、将来が嘱望される若手選手が登場しています。
西田優大選手（123期）です。デビューしてまだ間もない頃、約5ヶ月で8度の決勝進出と2度の優勝を果たすなど、確かな実力を見せています。

所属はS級2班（2025年5月時点）であり、自力のある逃げ切りができる選手として評価が高いです。

• 【松浦悠士】特別競輪を8度制覇したトップレーサー
• 【町田太我】次世代エースは特別昇班でS級1班へ
• 【西田優大】期待の若手はデビュー直後から活躍している