防府競輪場の徹底攻略ガイド！バンク特徴から予想のコツまで解説！全国たった7つの333mバンク

作成 2025.08.01

山口県防府市にある防府競輪場は、全国に7つしかない周長333mバンクの競輪場です。
直線が非常に短くカントがキツいという特徴から、自力選手が有利で追込み選手には厳しいバンクとして知られています。
特に「逃げ-マーク」や「捲り-マーク」といったライン決着が発生しやすいのも大きな特徴で、初心者にもおすすめの競輪場と言えるでしょう。
この記事では、防府競輪場のバンク特徴や決まり手、風の影響などを分析し、勝利に繋がる予想のコツを徹底解説します。
ぜひ参考にして、防府競輪での車券的中を目指しましょう！

防府競輪場の特徴｜当てにくいと言われる独特バンクを攻略！

防府競輪場は周長333mのバンクで、直線が短くカントがきついのが特徴です。
自力選手が有利で、逃げや捲りが決まりやすく、ライン決着が多い傾向にあります。
まずは、そんな防府競輪場の特徴を深掘りしていきましょう。

バンクデータ｜短い直線とキツいカントが特徴

山口県防府市にある防府競輪場は、全国に7会場しかない333mバンクの一つで、バンクデータは以下の通りです。

周長：333m
みなし直線距離：42.5m
センター部路面傾斜：34°41′9″
直線部分路面傾斜：4°34′26″
ホーム幅員：10.2m
バック幅員：9.1m
センター幅員：7.4m
最高上がりタイム：8.8秒
最高上がりタイム記録選手：新田　祐大

333mバンクは選手が仕掛けるタイミングが早くなりやすく、スピード勝負になりやすいという特徴があります。
また、防府競輪場はカントがきつく、特にゴール前着線のカントは34度とキツい競輪場です。
このキツいカントを利用した逃げや捲りは決まりやすいですが、差しは縦足がある選手でないと厳しいと言われています。

2018年には走路改修が行われ、走路の凸凹がなくなり走りやすくなったことで、よりスピードを出しやすい高速バンクとなっています。

わ〜、防府競輪場のバンクって直線が短いのにカントはキツいんだね

そうじゃ。短い直線は逃げや捲りがゴールまで粘りやすくするんじゃが、キツいカントは大外からの捲りを強力にするんじゃ。

気候｜西風がレース展開を左右する！

防府競輪場は、北・東・西の三方を山に囲まれた立地にあります。
山からの風が吹きやすい場所ですが、バンクの北と東には建物があるため、北風と東風はバンクには入りにくくなっています。

一方、バンクの西側には建物がなく、西風は3コーナーからバンク内に入り込んでくるのです。
この西風が吹いているレースでは、どこを走っていても向かい風になるという特殊な状況が生まれます。

えー！西風が吹くと、コースのどこにいても向かい風になっちゃうの！？

向かい風は選手に大きな負担をかけるため、特に先行する選手にとっては不利に。
西風が強い日は遅めの捲りが決まりやすくなり、後ろのラインにもチャンスが生まれる可能性もあるでしょう。

西風の日は先行選手には厳しいレースになることが多い。風向きをしっかりと読んで、選手への影響を考えるのが重要じゃぞ。

防府競輪場は直線が短くカントがキツい
自力選手が有利、特に逃げや捲りが決まりやすい
西風が吹くと、どのラインにもチャンスが生まれやすい

決まり手データ｜捲りが多く、マークが出やすい

決まり手データは、そのバンクの特徴によって決まりやすい戦法が異なるため、予想において非常に重要です。
防府競輪場の過去のレースデータから、決まり手の傾向を見ていきましょう。
今回は、2022年1月〜2022年12月のデータを参照します。

項目	1着	2着
逃げ	26%	18%
捲り	40%	17%
差し	34%	21%
マーク	-	44%

このデータを見ると、1着の決まり手としては、捲りが40%と最も多く、次いで差しが34%となっています。
全国平均と比較すると、逃げや捲りが比較的多く、差しが少ない傾向です。

一方、2着の決まり手で注目すべきは、マークが44%と非常に高い割合を占めている点です。
これも全国平均と比べて高い数値です。

この1着と2着のデータから、「逃げ-マーク」や「捲り-マーク」といった、ラインで決着することが多いという防府競輪場の特徴が強く見て取れます。

決まり手データ、面白いね♪

うむ、バンクの特徴がよく表れておるじゃろう

これらの決まり手データを踏まえると、防府競輪場での予想においては、まず力のある自力選手を軸に考えるのがベストです。
そして、その選手の番手、つまりマークの選手を組み合わせた「逃げ-マーク」や「捲り-マーク」のライン決着を狙うのが有効な戦略と言えるでしょう。
買い目を絞りやすく、初心者にもおすすめできる競輪場です。

1着は捲りが最も多い
2着はマークが多数
ライン決着を狙うのが基本

防府競輪場の予想を当てる方法｜攻略法を徹底解説！

防府競輪場で車券を的中させるためには、その独特なバンクの特徴や過去のレース傾向、さらには当日の気候条件まで、様々な情報を総合的に分析することが重要です。
ここでは、防府競輪場で勝利に近づくための具体的な予想のコツを、ソースの情報に基づいて詳しく解説していきます。

差しの1着は決まりにくい点に注意

前述の通り、防府競輪場では逃げや捲りが決まりやすい傾向にありますが、それに比べて「差し」が1着になるケースは、全国平均よりも少ないという特徴があります。

これは、防府競輪場のカントがキツく、カントを利用して高速で周回する先行選手を、直線だけで捉えるのが難しいバンク特性によるものです。
特に、追い込み主体で「縦足」がない選手にとっては、ゴール前で抜け出すことが厳しくなる傾向にあります。

差しで勝つのは難しいバンクなんだね〜。

そうじゃのう。差すには相当なスピードとタイミングが必要になるんじゃ。

そのため、防府競輪場で予想する際は、基本的には差しを狙う選手の1着は慎重に検討するのが良いでしょう。
特に、2番手や3番手についた選手が、直線で前の選手を差し切る展開は、他の競輪場に比べて発生しにくいと考えられます。

西風が強い日は展開の変化を考慮する

防府競輪場は、その立地から風の影響を受けやすい競輪場の一つです。
特に注意が必要なのは、西風が吹く場合です。
防府競輪場の西側には遮る建物が少ないため、西風がバンク内に入り込みやすく、西風が強まるとバンクのどの位置を走行していても向かい風になってしまう状況が生まれます。

向かい風は選手の走行に大きな抵抗を与え、特に先行する選手にとっては体力の消耗が激しくなる要因に。
これにより、普段なら押し切れる展開でも失速したり、ラインがバラけたりして、レースが荒れる可能性が高まります。

風でそんなにレースが変わるんだね！知らなかったよ！

天候、特に風は競輪予想において非常に重要な要素なんじゃよ。防府の西風は独特の影響があるからのう。

防府競輪場の予想は「逃げ-マーク」「捲り-マーク」のライン決着を軸にする
短直線と急カントの影響で、差しの1着は決まりにくいので注意が必要
西風が吹くとバンク全体が向かい風になり、遅めの捲りやスタミナ型が有利になることがある

防府競輪場の有名選手や強い選手を紹介

防府競輪場で車券を購入する際に、ぜひ注目していただきたいのが地元選手です。
選手は普段、練習の大部分を地元バンクで行っており、その特徴を熟知しています。
特に防府競輪場のように、直線が短くカントが急な333mバンクは特徴がはっきりしているため、地元選手の地の利が活きやすいと言えるでしょう。
ここでは、防府競輪場にゆかりのある注目の地元選手たちをご紹介します。

地元選手って、やっぱり強いの？

そうじゃ！自分の庭のようなものじゃからのう！

【清水裕友】防府を代表するSS経験者

防府競輪場を代表する選手と言えば、清水裕友選手です。
105期のS級1班に所属しており、2023年にはS級S班（SS）に返り咲きました。

脚質は「逃げ」で、自力でレースを組み立てる先行型の選手です。

広島県の松浦悠士選手との連携は「ゴールデンコンビ」と呼ばれ、この強力なラインは競輪ファンから熱い注目を集めています。
この二人が連携する場合は、番手に付いた選手が1着を取りやすいというデータもあります。

ゴールデンコンビ！なんか漫画みたいでアツいね〜！

防府の宝じゃのう！

【桑原大志】40代でも輝くベテランSS経験者

防府競輪場の精神的支柱と言える存在が、ベテランの桑原大志選手です。
80期のS級1班選手で、2017年にはS級S班（SS）として活躍した経験を持っています。
2023年もS1として様々なグレードレースに出場し、G1戦線でも見事な走りを見せています。
脚質は「追」で、巧みな位置取りや追い込みは多くの選手の目標となっています。

ベテランなのにS1キープしてるんだ！

大したもんじゃのう！プロ根性じゃ！