岸和田競輪場の徹底攻略ガイド！バンク特徴から予想のコツまで解説！風の影響がカギ！

バンクデータ｜走りやすい標準バンク

岸和田競輪場のバンクは、全国的にも一般的な周長400mの標準バンクです。
バンクデータは以下の通り。

• 周長：400m
• 見なし直線距離：56.7m
• センター部路面傾斜：30°56′0″
• 直線部分路面傾斜：2°51′45″
• ホーム幅員：10.2m
• バック幅員：10.1m
• センター幅員：7.3m
• 最高上がりタイム：10.3秒
• 最高上がりタイム記録選手：ペルビス

見なし直線距離が56.7mとやや長めで、選手の実力が発揮されやすい構造となっています。
バンク自体には極端な傾斜や癖がなく、選手の脚質に関係なく力を出しやすいのが特徴です。

そのため、戦法の幅が広く、ラインや位置取りの駆け引きが重要になります。
予想時には、バンクの癖よりも選手の脚質や調子、連携するラインの力量に注目するのが有効です。

気候｜海風と雨の影響に注意

岸和田競輪場は、海から約1.5kmの場所にあるため、大阪湾からの海風（浜風）の影響を強く受けます。
1センター側から吹く風によって、ホームが向かい風、バックが追い風になることが多いです。

この風の影響で、バックストレートで仕掛ける選手や、番手からの差しが有利になる展開が目立ちます。
特に、風速が強い日には風を読んだ予想が勝敗を分けるポイントとなります。

• 岸和田は風の影響が強く予想に不可欠
• 標準バンクで選手の力が発揮されやすい
• 天候や風向きの確認は予想の必須事項

当日の風向きとバンクの特徴を把握する

岸和田競輪場での予想において、特に重要となるのが風の影響です。

この競輪場は大阪湾に近く、海からの浜風が吹き込む立地にあります。
通常は1センター側から風が入り、バックが追い風、ホームが向かい風という状況になることが多いです。

このようなバック追い風のときは、2コーナーから仕掛ける捲りや差しが風に乗りやすくなり、展開的に有利です。
特に、バックで先行してそのまま押し切るケースもよく見られます。

一方、天候が崩れると風向きが変わり、バックが向かい風になるケースもあります。
この場合は、選手が風の抵抗を受けてスピードに乗りにくくなり、捲りラインが有利になる可能性があります。ただし、3コーナーからの捲りは届きにくくなる点に注意が必要です。

また、2018年から2021年にかけて実施された改修工事により、バンク周辺の建物の配置が変化しているため、改修後のデータもチェックしておくとよいでしょう。

決まり手データから有利な選手を見つける

岸和田競輪場では「差し」での1着が最も多く見られますが、クラスや出走人数によりその傾向は変わります。

特に注目したいのは、S級の9車立てレースです。この条件では、捲りでの1着率が全国平均よりも高いという特徴があります。差しが多い傾向は変わらないものの、捲りを狙う選手にもチャンスがあります。

また、S級の7車立てレースでは、逃げや捲りの2着率が高めというデータが出ています。中でも捲りの2着は、全国平均より1.36倍出やすいという傾向があり、こちらも狙い目です。

選手の実力やライン、車番も考慮する

岸和田競輪場はクセが少なく走りやすいため、選手の実力がそのまま結果に反映されやすいバンクです。
そのため、直近の成績や競走得点をもとに、安定した走りが期待できる選手を軸に据えるのが基本となります。

また、競輪はライン戦が基本ですが、岸和田ではスジ車券とスジ違い車券の出現率が全国平均並みであることから、ライン以外の組み合わせも十分に想定されます。

車番にも注目してみましょう。過去データでは、6番車と8番車の勝率・連対率が他と比べて低い傾向が見られています。
買い目を絞る際は、こうした数字も参考にすることで、無駄な点数を減らせる可能性があります。

• S級9車では捲り、S級7車では逃げ・捲りの得意な選手に注目
• スジ違いもあり得るため、選手個々の力も見る
• 6番車と8番車の勝率・連対率が低い傾向に注意する

【古性優作】現役最強レーサーの一角

岸和田競輪場の誇るトップ選手といえば、古性優作選手です。彼は現役最強レーサーの一角として知られており、S級S班に長らく在籍し、その実力は折り紙つきです。
特に2023年はG1レースで3回優勝し、2024年のオールスター競輪でも優勝。高額な賞金を獲得しています。

彼の最大の強みは、脇本雄太選手との強力な連携です。異次元のスピードを誇る脇本選手にしっかりついていき、かつ横の動きも器用にこなせるオールラウンダー。
大阪支部所属で、岸和田競輪場にとって欠かせない存在です。古性選手が出走するレースは特に見逃せません！

【南修二】“喧嘩屋”と称されるベテラン追込選手

次に紹介したいのはベテランの南修二選手です。88期生としてS級1班で活躍しています。
彼の最大の武器は激しい横の動きで、「喧嘩屋」という異名が付くほど、競り合いでは着順を度外視した迫力ある走りを見せます。

脚質は追い込みで、差しやマークが得意。
特別競輪での優勝経験はありませんが、近年も決勝進出するなど、厳しいレースでの実力は確かです。

【福永大智】岸和田期待の若手自力選手

岸和田競輪場の未来を担う若手として注目されるのが、福永大智選手です。
2018年デビューの113期生で、S級1班では最年少。
脚質は逃げで、果敢に自力勝負を挑む選手です。

アマチュア時代にはジュニアオリンピックカップで優勝するなど実績があり、S級1班に昇班後も力を着実に伸ばしています。
岸和田バンクの特徴を活かした自力走法に期待しましょう。

• 【古性優作】S級S班のトップで脇本との連携や多彩な脚質が武器
• 【南修二】激しい横の動きが特徴のベテラン追込選手
• 【福永大智】岸和田期待の若手逃げ選手で今後の成長が期待される