高知競輪場の徹底攻略ガイド!バンク特徴から予想のコツまで解説!全国でも珍しい競輪場?
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高知競輪場は、高知県高知市に位置し、「りょうまスタジアム」の愛称で親しまれる競輪場です。
全国にわずか3つしかない、西日本唯一の500mバンクでありながら、見なし直線距離が短いというユニークな特徴を持っています。
また、カントが緩やかで、風の影響が強いバンクとしても知られています。
この記事では、高知競輪場のバンクデータ、決まり手や車番の傾向、気候の影響、注目の地元選手など、予想に役立つ情報を詳しく解説!
高知競輪場での的中率アップを目指す方は、ぜひ参考にしてください。
高知競輪場の特徴|全国わずか3つしかない500mバンク!

高知競輪場は、高知県高知市に位置し、「りょうまスタジアム」という愛称で親しまれています。
競輪場としてはもちろん、陸上競技場としても利用される近代的なスタジアムです。
全国にわずか3つしかない貴重な500mバンクであり、西日本では唯一の存在でもあります。
このバンクには以下のような特徴があります。
- 見なし直線が短い
- カント(傾斜)が緩やか
- 風の影響を強く受ける
これらが相まって、他の競輪場とは異なる独特のレース展開が見られるのが魅力です。
まずは、高知競輪場のバンクデータと気候の特徴を見ていきましょう!
バンクの特徴を理解することは予想力の向上につながるぞい!
バンクデータと注目ポイント|500mなのに直線は短い?

- 走路周長:500m
- 見なし直線距離:52.0m
- センター部路面傾斜:24°29′51″
- ホーム幅員:11.3m
- バック幅員:10.8m
- センター幅員:7.8m
- 最高上がりタイム:13.2秒
- 最高上がりタイム記録選手:佐々木則幸
高知競輪場は、一周の距離が長いため、選手の仕掛けどころの見極めが非常に重要になります。
そのため、走り慣れていない選手はミスをしやすく、地元選手が有利になる傾向があります。
高知競輪場のバンクデータから注目すべきポイントは以下の通りです。
- 500mという長距離バンク
- 直線は短めで、追い込みづらい
- 緩やかなカントが展開に影響
これらを理解することが、高知競輪場での的確なレース予想に繋がります。
気候の影響と季節別の傾向|予測不能な風と雨に注意!

高知市は比較的温暖ですが、年間を通して降水量が多い地域として知られています。
特に6月〜9月は降水量のピークで、月間300mmを超えることも。
雨天時のレースでは以下のような影響があります。
- 路面が滑りやすくなる
- 選手の視界が悪くなる
- 後方選手の仕掛けが難しくなる
そのため、雨が降るほど逃げが有利になる傾向があります。
これは通常の「差し有利」という傾向とは逆になるため、雨天時の予想は特に注意が必要です。
また、雨の日は選手が怪我を避けるため消極的になりやすく、堅めの決着が増える傾向もあります。
さらに、高知競輪場は風の影響も非常に大きいバンクです。
北側に流れる鏡川からの風がバンクに吹き込み、風向きが不安定で時間帯や天候により変化します。
- 高知競輪場は全国でも珍しい500mバンクで、独特な展開が魅力
- 見なし直線が短くカントが緩やかで、地元選手が有利になりやすい
- 雨と風の影響が大きく、天候による展開変化に注意が必要
決まり手データ|差し・捲りが中心だが時間帯や風に注意

高知競輪場でレースを予想する上で、「決まり手」の傾向を把握することは非常に重要です。
バンクの特性によって、逃げ・捲り・差し・マークといった戦術のどれが決まりやすいかが異なるためです。
高知競輪場は全国でも珍しい500mバンクで、他のバンクとは異なる独特の決まり手傾向が見られます。
まずは、高知競輪場の基本的な決まり手データを確認してみましょう。
| 決まり手 | 1着 | 2着 |
|---|---|---|
| 逃げ | 19.4% | 15.7% |
| 捲り | 29.7% | 15.2% |
| 差し | 50.0% | 28.7% |
| マーク | - | 39.3% |
集計期間:2020年3月〜2025年3月
特にS級(9車立て)に絞ると、この傾向はさらに顕著になります。
| 決まり手(S級9車) | 1着 | 2着 |
|---|---|---|
| 逃げ | 7.8% | 11.6% |
| 捲り | 34.7% | 22.8% |
| 差し | 57.8% | 34.4% |
| マーク | - | 31.3% |
集計期間:2020年3月〜2025年3月
これらのデータから見えてくる、高知競輪場での予想に役立つ重要なポイントは以下の通りです。
- 差し決着が中心で、逃げの決まり手は少ない
- 特にS級では差しの割合が50%超
- マークも多く、展開に応じた柔軟な立ち回りが重要
さらに、高知競輪場では風の影響を無視することはできません。
川沿いにあるため風が入り込みやすく、風向きによって有利な決まり手が変化します。
このため、時間帯や気象状況によって狙うべき戦術が変わる点も、高知ならではの大きな特徴です。
また、高知競輪場ではスジ違いの発生率が高い傾向にあります。
これはバンクの広さと展開の読みづらさ、風の影響などが重なるためでしょう。
決まり手の傾向、バンク特性、気候・風、そしてスジ違いの発生傾向を総合的に考慮することが、高知競輪場での予想精度を高める鍵となります。
脚質としては、差しが得意で柔軟に展開へ対応できる「両」タイプの選手が活躍しやすい傾向があります。
- 高知競輪は差し決着が多く、特にS級で顕著な傾向
- 風向きや時間帯で有利な戦術が変化する点が特徴
- スジ違いも多く、柔軟な展開対応が予想の鍵となる
予想を当てる方法|差し中心に、気候とスジ違いも鍵!

高知競輪場での予想精度を高めるためには、バンクの特性や当日のコンディションを詳細に分析することが非常に重要です。
特に独自の傾向を持つ高知競輪場では、一般的な予想セオリーだけでは通用しないケースも多く見られます。
ここでは、高知競輪場での予想精度を高めるための具体的なポイントを3つご紹介します。
圧倒的に多い「差し」を軸に予想を組み立てる

高知競輪場における最も顕著なデータの一つが、1着の決まり手における「差し」の割合の高さです。
全体の約半数(50.0%〜54%)が差しで決着しており、特にレベルの高いS級戦ではその割合が57.8%にまで上昇します。
これは、500mという長い周長により先行選手がゴール前でスタミナを消耗しやすく、後方からの追い込みが決まりやすいためと考えられます。
そのため、差しが得意な追い込み型の選手を買い目の軸として優先的に検討することが有効です。

また、自在に立ち回れる「両」脚質の選手も、高知競輪場と最も相性が良い脚質とされています。
ただし、見なし直線が短い(52.0m〜52.3m)という特徴もあるため、逃げた選手が2着に残るケースも比較的多い点には注意が必要です。
S級戦に絞ると「逃げ」の1着率は7.8%と低下しますが、7車立てのミッドナイト競輪などでは、距離が短くなり体力の消耗が少ないため、逃げの1着が出やすくなる傾向もあります。
わわっ!差しが全体の半分以上も決まるなんてすごいね!追い込み選手が狙い目なんだ!
うむ。特にS級戦では差し・捲りが圧倒的に優勢となるのう。じゃが、見なし直線が短いゆえに逃げ選手が2着に残るケースがある点には注意が必要じゃ。
風向きや時間帯、雨などの気候をチェックする

高知競輪場は川沿いに位置しており、風の影響を非常に強く受けるバンクです。
この風向きや風速が、レース展開や決まり手に大きな影響を与えるため、レース当日の気候条件を詳細に確認することが極めて重要です。
- 【午前中】バック向かい風になりやすく、先行選手には厳しい条件。捲りが決まりにくく、番手が有利な展開が多くなる
- 【午後】バック追い風になりやすく、「逃げ」が残りやすい傾向。逃げている選手が体力を温存しやすくなる
また、高知市は降水量が多く、特に夏(6月~9月)は雨天開催が増えます。
雨天時は走路が滑りやすく、後方からの追い込みが利きにくくなるため、逃げが有利になります。
春や夏は気候自体が先行ラインに有利に働くことが多いとされ、大雨で風が穏やかな日などは積極先行型の選手から狙ってみるのも良いでしょう。
予想の際は、ライブ配信などで直前の風向きや走路コンディションもチェックするようにしましょう。
風とか時間帯とか雨とか、そんなにレースに影響するんだね!予想する前にしっかりチェックしないと!
うむ。気候条件はレース展開を大きく左右するからのう。特に高知は風の影響が強いバンクじゃから、細部まで確認が必要じゃ。
スジ違いや穴、波乱の展開も考慮に入れる

高知競輪場での予想において無視できないのが「スジ違い車券」の発生率の高さです。
2023年のデータでは、スジ違い車券が全体の53.01%を占めており、他の競輪場と比較しても高い数値となっています。
この背景には、500mの長い距離や風の影響で、ラインの3番手選手が遅れる展開が多くなることがあり、異なるラインの選手が車券に絡んでくることが影響しています。
結構波乱が起きるってことだね〜!
出目ランキングでも、上位人気の買い目の回収率が低く、本命ラインだけに絞った予想が報われにくい傾向があります。
異なるラインの選手が1・2着になる可能性を視野に入れ、人気薄の選手を含めた広い買い目で高配当を狙うことが有効です。
ただし、全体の平均配当は他の競輪場よりやや低い傾向もあるため、過度な穴狙いには注意が必要です。
ミッドナイト開催は平均配当が高めな傾向があるので、波乱狙いならそちらもおすすめでしょう。
スジ違いが多いってことは、思わぬ選手が飛び込んでくることもあるんだ!穴狙いも面白そうだね!
うむ。出目ランキング上位の回収率が低い傾向もあるからのう。ここは、スジ違いや穴も視野に入れた大胆な予想が功を奏することもあるじゃろう。
- 差し決着が圧倒的に多く、追い込み型や「両」脚質が有利。
- 風や雨など気候変化が展開に直結し、当日の確認が重要。
- スジ違いも多く波乱含み、柔軟な買い目設定が鍵となる。
高知競輪場の有名選手や強い選手を紹介

高知競輪場は、全国でも珍しい500mバンクであることに加え、見なし直線が短い、カントが緩い、風の影響が強いといった独特の特性を持っています。
このようなバンクでは、普段から走り慣れている地元選手が有利になる傾向があります。
ここでは、高知競輪場をホームバンクとする、注目の地元有力選手3名を紹介!
彼らはこのバンクの特性を熟知しており、レース予想の重要なヒントとなる存在です。
【山中貴雄】唯一のS級1班で地元大一番に強い

山中貴雄選手は、高知競輪場を拠点とする選手の中で、唯一S級2班に所属する選手です。
2005年デビューのベテランであり、まさに地元の「大黒柱」といえる存在です。
彼の特徴は、地元バンクでの勝負強さ。
2019年にはG3「よさこい賞争覇戦」で優勝し、地元ファンの期待に応える走りを見せています。
脚質は追い込み型で、差しが決まりやすい高知バンクとの相性も抜群です。
これまでの実績から、地元開催では特に警戒が必要な存在といえるでしょう。
- S級2班所属の唯一の高知選手
- G3「よさこい賞争覇戦」優勝実績
- 脚質は追い込み型で地元バンクと好相性
【田尾駿介】G1経験もある期待の若手

田尾駿介選手は、2017年デビューの111期生で、現在はS級2班に所属しています。
注目すべきは、早くしてG1レースへ出場し成果を残していること。
2022年の寛仁親王牌では、最終日に車券に絡む走りを見せました。
これまでにG3やF1レースでも安定した成績を残しており、差しを得意とする選手です。
まだ30歳と若く、今後の成長が楽しみな存在といえるでしょう。
追い込み型の選手が有利な高知競輪場において、彼の走りにも大きな期待が寄せられます。
【今村麟太郎】地元期待の若手スピードスター

今村麟太郎選手は、田尾駿介と同じく2017年に111期生としてデビューしました。
2024年9月の「親子鷹・デイリースポーツ杯」ではS級2班として出場し、 地元高知での活躍が期待されています。
彼のスピードと積極的な走りは、観客を魅了し、 今後のさらなる飛躍が期待される選手です。
脚質は自在型で、 状況に応じた柔軟なレース運びが特徴。
地元バンクでの経験を積みながら、 さらなる成長が期待されます。
- 【山中貴雄】追い込み型で地元に強いS級2班の柱
- 【田尾駿介】G1出場歴ありの差し巧者・若手有望株
- 【今村麟太郎】自在な走りが光る地元期待のスピード型
まとめ|全国でも珍しい500mバンクの高知競輪場で勝つには?

さて、ここまで高知競輪場について詳しく解説してきました!
特徴をまとめておきましょう。
- 全国でも珍しい500mバンクを採用している
- 500mバンクとしては見なし直線が比較的短い
- カント(傾斜)が緩やかなのが特徴
- 周長が長いため差しが決まりやすい傾向がある
- ただしカントが緩いため逃げ残りも見られる
- 川沿いに位置しており風の影響を受けやすい
高知競輪場で予想を成功させるためには、以下のポイントを意識しましょう。
まず、基本的には差しや捲りを狙う追い込みタイプの選手を重視すること。
特にS級戦では逃げの確率が非常に低くなります。
しかし、500mバンクとしては逃げ残りもあるため、「500mだから逃げはない」と決めつけない意識も大切です。
また、高知競輪場はスジ違い車券が発生しやすい傾向にあります。
異なるラインの選手を組み合わせた予想も有効となるでしょう。
その日の風向きや時間帯によってバンクの特性が変わるため、レース当日の気象情報を必ずチェックしましょう。
うんうん!高知競輪場って色々な特徴があるんだね!500mバンクなのに差しが中心だったり、風が大事だったり、奥が深いね〜♪
うむ、そうじゃな。一見シンプルに見えても、バンク構造や気候など様々な要素が絡み合っておるんじゃ。それらを読み解くのが競輪予想の面白さじゃよ!
この記事でご紹介したバンクの特徴や決まり手の傾向、予想のコツなどを参考に、ぜひ高知競輪場でのレースを楽しんで、的中を目指してください!