【小松島競輪場の徹底攻略ガイド】バンク特徴から予想のコツまで解説!緩いカントと海風に注目
作成

徳島県小松島市にある小松島競輪場は、全国でも珍しいバンク特性を持つ競輪場です。
元々500mバンクだったものを改修した400mバンクで、カント(傾斜)が緩く、海に非常に近いため海風の影響を強く受けることが特徴です。
これらの要因がレース展開や選手の走りに大きく関係してくるため、予想にも一工夫が必要になります。
差しが有利とされるこのバンクの特性を理解することで、的中率の向上が狙えます。
小松島競輪場の特徴|カントが緩く海風が強いバンク

徳島県小松島市にある小松島競輪場は、四国地方を代表する競輪場の一つです。
1950年に開設され、現在は400mバンクとして運用されていますが、元々は500mバンクだったことから独特の特徴を持ちます。
特に注目すべきは、カント(傾斜)の緩さと海風の強さです。
これらの要因がレース展開や選手の走りに大きく関係してくるため、予想にも一工夫が必要です。
まずは詳しくデータをみていきましょう!
バンクデータ|元500mバンクの名残でカントが緩い

小松島競輪場のバンクデータは以下の通りです。
- 周長:400m
- みなし直線距離:55.5m
- センター部路面傾斜:29°46′27″
- 直線部分路面傾斜:2°51′45″
- ホーム幅員:10.3m
- バック幅員:9.3m
- センター幅員:8.3m
- 最高上がりタイム:10.5秒
- 最高上がりタイム記録選手:吉村 和之
小松島競輪場は、一般的な400m周長のバンクです。
しかし元々は500mバンクだったため、改修後もその名残が見られます。
とくに注目されるのが、コーナー部分のカントが全国平均よりも緩いという点です。
センター部のカントは29°46′27″で、これは全国平均の約31°よりも浅い数値となっています。
このため、コーナーでスピードを維持するのが難しく、自力型の選手にとってはやや不利なバンクといえるでしょう。
また、みなし直線距離は55.5mと、平均よりやや長めです。
この「長めの直線」と「緩やかなカント」が合わさることで、最終直線での差しが決まりやすいという傾向が出てきます。
カントが緩いって、選手は走りにくいってこと?
うむ、コーナーで遠心力に逆らってスピードを維持するのが難しくなるんじゃ。だから自力選手には少し不利になることがあるのじゃ。
- 元500mバンクのためコーナーのカントが緩い
- 直線が長く差しが決まりやすい傾向
- 自力型選手にはやや不利な設計
気候|年間を通して海風の影響が強い
小松島競輪場は紀伊水道に面し、全国でも最も海に近い競輪場のひとつです。
このため、年間を通して海風の影響を強く受けるという特徴があります。
季節によって風向きも変わり、冬場は向かい風、夏場は追い風になることが多いとされています。
風が強い日には、選手が風に煽られてラインが乱れたり、戦法が制限されたりすることも。
風が強いと予想も難しくなりそうだね!選手の皆さんも大変そうだなぁ。
逃げを狙う選手にとっては向かい風が重荷になりやすく、逃げが決まりにくい日も多いようです。
一方、追い風の日は捲りや差しが有利になるため、風の向きによって戦局が大きく変わります。
そのため、小松島競輪場で予想を立てる際には、風の状況を把握することが極めて重要です。
風をどう読むかが小松島競輪場の予想の大きなポイントじゃ。経験と情報がものをいうぞ。
- 小松島競輪場は全国でも最も海に近いバンク
- 季節ごとに風向きが変化しレース展開に影響
- 当日の風の状況を確認することが予想精度を高める鍵
決まり手データ|差し・マークで狙う小松島競輪場

競輪場ごとのバンク特性は、レースの「決まり手」に大きな影響を与えます。
どの戦法が通用しやすいかを知ることは、予想の精度を上げる鍵となります。
ここでは、小松島競輪場の過去データをもとに、決まり手の傾向を解説していきます。
決まり手 | 1着 | 2着 |
---|---|---|
逃げ | 18% | 17% |
捲り | 33% | 17% |
差し | 49% | 32% |
マーク | - | 34% |
この表から、小松島競輪場では1着の約半数が「差し」で決まっていることがわかります。
これは全国的に見ても高い数値であり、同場の大きな特徴です。
一方で、逃げの1着は18%とやや低め。
カントが緩くスピードを維持しづらい上、風の影響もあるため、自力型にはやや不利な傾向といえるでしょう。
捲りも33%と決して低くはありませんが、差しほどの信頼度はありません。
2着のデータでは、差し32%、マーク34%と、差し・マークが全体の6割超を占めています。
この傾向から、ラインの3番手から突っ込んでくる「ずぶずぶ展開」も十分想定しておく価値があります。
わあ、1着の半分近くが差しなんだ!逃げは大変なんだね!
うむ、バンクの傾斜と風が影響しておるからのう。差しや追い込みが得意な選手に注目じゃ。
こうした傾向の背景には、小松島競輪場のバンク特性があります。
まず、カントが緩やかなため、自力選手がコーナーでスピードを維持しづらい構造になっています。
加えて、海に面している立地から年間を通じて強い海風の影響を受けやすいです。
とくに逃げる選手にとっては向かい風が重くのしかかり、風の強い日は全く逃げが決まらないこともあります。
これらを踏まえると、小松島競輪場での予想では、差し・マークを得意とする番手選手を重視するのが有効です。
もちろん、当日の風向きや選手の調子も確認しながら、展開予測と照らし合わせて予想を立てましょう。
- 小松島は「差し」決着が非常に多いバンク
- カントの緩さと海風が逃げ不利の要因
- 差し・マーク狙いで番手選手を重視
予想を当てる方法|海風と緩カントに対応できるかが鍵

小松島競輪場で的中を狙うには、バンクの特徴と気象条件を熟知することが不可欠です。
特に「緩いカント」と「海風の影響」は、レース展開に直結する要素です。
ここでは、予想に役立つポイントを分かりやすく解説します。
海風の向きを把握して有利なラインを見つける

小松島競輪場の予想で最も重視すべきは、「風」です。
競輪場は海に近く、特にバック側が海に面しているため、強風が吹き込みやすい構造となっています。
この風は逃げ選手にとって大きな障害になり、風向きによってレースの流れが大きく左右されます。
冬はバック向かい風・ホーム追い風、夏はその逆になることが多く、脚質やラインの有利不利も変化します。
風向きはtenki.jpや公式のライブ中継などで当日にチェックし、戦略に反映させましょう。
へぇ〜、そんなに風が大事なんだ!ちゃんとチェックしないと!
うむ、小松島では風を制する者がレースを制すると言っても過言ではないぞ。
差し・追込タイプの選手を狙う

小松島競輪場は、かつて500mバンクだった名残からカントが緩やかという特性を持っています。
この緩い傾斜は、スピードに乗るのが難しく、自力で仕掛ける選手にとっては不利になりやすい構造です。
みなし直線距離は全国平均よりやや長い55.5m。
この特徴が、差し・追込み選手の有利さを際立たせています。
そのため、予想では番手を走る差し・追込選手を中心に狙うのが効果的です。
特に、ずぶずぶ展開(3番手が突っ込む展開)も起こりやすく、展開予想がカギを握ります。
差しがそんなにたくさん決まるんだ!番手の選手をチェックだね!
うむ、バンクの特徴と決まり手傾向を理解すれば、狙い目が絞れるぞ。
バンクを知り尽くした地元選手を重視する

小松島競輪場の「海風」と「緩カント」という特殊な条件に最も対応できるのが、日頃からここを走っている地元選手です。
バンクの特性を熟知している彼らは、他の選手に比べてレースを有利に運びやすくなります。
小松島をホームとする徳島所属の選手には、犬伏湧也(119期)、小倉竜二(77期)、阿竹智史(90期)、原田研太朗(98期)、太田竜馬(109期)など、S級で活躍するメンバーが揃っています。
彼らは地元戦になるとモチベーションも高く、さらに本領を発揮する可能性が高いです。
予想の際は、所属府県が「徳島」となっているかをチェックし、評価を上げるのがおすすめです。
ただし、小松島はスジ違い(ラインとは無関係の決着)も起こりやすいバンクでもあるため、ラインの結束力だけでなく、選手個々のコンディションや実力も見極める必要があります。
地元選手ってやっぱり強いんだね!応援したくなっちゃうな!
うむ、地の利は大きな武器じゃからな。地元選手の走りは注目じゃ。
- 風向きは当日のレース予想に必ず反映させる
- 差し・追込タイプの番手選手を軸に予想する
- 地元・徳島所属の選手は有力候補として注目
小松島競輪場の有力選手をピックアップ|地元勢の実力をチェック

小松島競輪場には、全国的にも名の知られた実力派が多く在籍しています。特に風の影響を受けやすく、カントが緩やかな独特のバンクを走り慣れている地元選手は、それだけで大きなアドバンテージを持っています。
走り慣れたホームバンクを味方につける地元選手の存在は、予想における重要なヒントになります。ここでは、小松島競輪を代表する注目の選手たちをご紹介します。
【犬伏湧也】若さと破壊力を兼ね備えたカマシ型

小松島競輪のホープとして注目を集めるのが、119期の犬伏湧也選手です。デビュー後すぐに頭角を現し、現在はS級1班で活躍中。
持ち味は、先行選手を一気に飲み込む強烈なカマシ。
スピードのノリも鋭く、特別競輪の決勝戦進出など、その活躍ぶりからも将来のSS班候補と見られています。
まだ若いながらも大舞台での実績があり、展開を一気に動かすタイプです。
カマシが強烈なんだ!見てみたいなあ!
うむ、次世代のSS班候補と目されておるぞ。
【小倉竜二】安定感抜群の大ベテラン

77期生の小倉竜二選手は、小松島競輪場のレジェンドとも言える存在です。1999年から20年以上にわたりS級1班をキープし続ける実力派。通算400勝以上という偉業も達成しています。
脚質は追込タイプで、ゴール前の差しやマークに秀でた巧者。
特別競輪でも競輪祭を2度制覇するなど、経験と技術に裏打ちされた走りは信頼度抜群です。車券の軸として非常に心強い選手です。
えー!そんなに長く強いなんてすごいね!
うむ、まさにレジェンドじゃな。その経験は大きな武器になる。
【太田竜馬】自在に戦う万能型の実力者

109期生の太田竜馬選手は、2018年にヤンググランプリを制した実績を持つ選手です。デビューから半年ほどでS級昇班を果たし、その後も安定して結果を残してきました。
脚質は自在型で、逃げ・差しの両方をこなせるのが特長。
どんな展開でも対応できる対応力の高さが武器です。近年も勝率や3連対率が高く、堅実な走りでファンの信頼も厚い存在です。
ヤンググランプリってすごいレースでしょ?優勝したんだね!
うむ、将来が楽しみな実力派選手じゃ。
- 小松島には地元有力選手が多数在籍
- バンク特性を活かせる地元勢が有利
- 犬伏・小倉・太田の活躍は特に注目
まとめ|小松島競輪場はカントが緩く海風が大きな影響を与える

ここまで、小松島競輪場の特徴や予想に役立つポイントを解説してきました。
小松島競輪場は全国でも珍しいバンク特性を持つ競輪場で、もともと500mバンクだったものを改修しており、現在は400mバンクながらカント(傾斜)が非常に緩いという特徴があります。
さらに、全国の競輪場の中でも海に最も近い立地で、紀伊水道から吹く海風の影響を強く受けることも、予想において重要な要素です。
これらの要因から、差しが決まりやすいバンクとされており、1着の決まり手で最も多いのが「差し」。
風の強い日は逃げが決まりにくく、風向き次第で展開が大きく変化します。
また、配当が高くなる傾向もあり、スジ違いの決着も頻出。ラインの強さだけでなく、選手個々の能力や当日の風の強さといった環境要因まで見極めることが、的中率を高める鍵となります。
- 小松島競輪場は緩いカントと海風の影響が特徴
- 差し決着が多く、逃げは風次第で不利になる
- スジ違いも起こりやすく、配当妙味がある