奈良競輪場の徹底攻略ガイド！バンク特徴から予想のコツまで解説！直線距離の短さが鍵を握る！

バンクデータ｜全国2番目の短さ！見なし直線38m

奈良競輪場のバンクについて、具体的なデータを確認してみましょう。

• 周長：333m
• 見なし直線距離：38.0m
• センター部路面傾斜：33°25′47″
• 直線部分路面傾斜：4°51′48″
• ホーム幅員：10.8m
• バック幅員：7.8m
• センター幅員：7.8m
• 最高上がりタイム：8.9秒
• 最高上がりタイム記録選手：太田海也 (2022年8月16日)

奈良のバンクは、見なし直線距離がわずか38m。
この短さは、ゴール前の攻防に大きな影響を与えます。

このような短い見なし直線距離では、番手の選手が差すには距離が足りず、先行した選手がそのままゴールする展開が多くなります。
さらに、直線部の傾斜が急でスピードを落とさず直線に入れるため、逃げ選手にとっては有利なバンク設計です。

また、バックストレッチの幅員が7.8mと狭く、外からの捲りラインが作りにくいことも、逃げ有利に拍車をかけています。
逃げ切りを図る選手が優位に展開しやすい、特徴的な構造となっています。

気候｜雨は少ないが風には注意！奈良競輪場の気候

奈良競輪場がある奈良市は、典型的な内陸性の気候に属します。
夏は猛暑日になることもあり、地面の照り返しによってレース中の体感温度が40度近くになることも。
一方で冬は寒さが厳しく、気温差が大きい地域でもあります。

競輪に影響を与える天候要素として「雨」と「風」がありますが、奈良市の年間降水量は約1300ミリで全国平均より少なめです。
特に梅雨時期である6月を除けば、雨の影響は比較的小さい競輪場といえます。

そのため、雨によるレースの不確定要素は少ないといえるでしょう。
風についても、大きな影響を受けにくい構造になっているため、安定したコンディションでの予想が可能です。

• 短い直線と急カントで逃げ有利
• バンク構造で差しや捲りが難しい
• 風や雨の影響は比較的少ない

短い直線と急カント！「逃げ-マーク」のスジ決着を狙うべし！

奈良競輪場の特徴的なポイントは、周長333mのバンクと、直線距離がわずか38mという全国でも非常に短い点です。
さらに、最大カントは33度と急な傾斜を持っており、この組み合わせがレースにスピード感を与えます。
特に後方からの追い込み選手にとって、ゴール前で先行選手に追いつくことは難易度が高くなります。

先ほどのデータを思い出してみても、他の競輪場と比較して「逃げ」の割合が高い傾向にあります。

また、2着の決まり手で最も多いのは「マーク」であり、先行するラインの番手選手が有利になりやすく、「逃げ」た選手とそれを「マーク」した選手で決着する「スジ決着」が多いことを示唆しています。

クラスやレース種類で変化する決まり手を読み解く！

奈良競輪場では、出走する選手のクラスやレースの種類によっても決まり手の傾向が変化することが分かっています。

例えば、S級（9車立）に絞ったデータを見ると、1着の決まり手は「差し」が44.7%と最も多く、「逃げ」は13.3%まで減少します。
これは、S級戦では実力伯仲の選手が多く、カントを活かした高速バトルの中で、最終的に差しや捲りが決まりやすくなるためと考えられます。

また、レースの種類、特に準決勝と決勝でも傾向が異なります。
準決勝では無理に1着を取りに行く必要がないため、先行した選手がそのまま逃げ切る展開が見られやすいです。
一方、決勝では着順によって賞金が大きく変わるため、選手は最後まで勝利を狙って勝負を仕掛けます。これにより、決勝では差しや捲りでの勝率がアップする傾向があります。

地元選手や選手の脚質をチェックするべし！

競輪において、地元選手はそのバンクの特性を知り尽くしているため、有利にレースを進めやすいと言われています。勝負を仕掛けるタイミングなどを熟知しているからです。

奈良競輪場をホームバンクとする選手の中には、三谷竜生、三谷将太、三谷政史といった三谷三兄弟がおり、彼らは3人ともS級に所属しています。
彼ら地元選手がレースに出場する際は、バンク特性を活かした走りや、兄弟ならではの連携に注目する価値があります。

また、選手の「脚質」も予想において非常に重要な要素です。
奈良競輪場では特に「逃げ」が得意な選手が有利になりやすいバンク特性があるため、「逃げ」の選手は、買い目に積極的に絡めることを検討しましょう。

• 奈良競輪場では「逃げ-マーク」のスジ決着が多い
• クラスやレースの種類によって決まり手が変化する
• 地元選手や選手の脚質をチェックすることが重要

【三谷竜生】G1優勝経験もある奈良のエース！

奈良競輪場を語る上で欠かせないのが、三谷竜生選手です。S級1班に所属しており、奈良のエースとして知られています。
三谷選手はなんと三谷政史選手、三谷将太選手と3兄弟全員がS級で活躍しており、そのDNAは父親の元競輪選手、三谷典正さんから受け継がれています。

特に三谷竜生選手は輝かしい実績を持っており、2017年、2018年にはG1「日本選手権競輪」を連覇、さらに2018年には年末の大一番「KEIRINグランプリ」も制覇しています。
脚質は「両」となっていますが、捲りが得意な選手として知られており、奈良の高速バンクでラインを活かした走りに注目したい選手です！

【有馬雄二】競輪界きってのエンターテイナー！

奈良競輪場には、実力だけでなくファンを楽しませてくれる選手もいます。
その代表格が、有馬雄二選手です。
A級2班に所属する有馬選手は、「競輪界きってのエンターテイナー」として知られています。

特に発走前のルーティンや、勝った時のガッツポーズはファンを魅了しており、「カメラの位置は見逃さない」「たまにしか勝たない」といったハッシュタグで紹介されるほどです。

勝率自体はそれほど高くなくても、全力で競輪に取り組む姿勢と観客を楽しませようとするパフォーマンスは、多くのファンに愛されています。
奈良競輪場で開催されるレースを観戦する際は、ぜひ有馬選手の走りとパフォーマンスに注目してみてください！

【日野未来】元グラビアアイドルのガールズ実力者！

ガールズケイリンで奈良競輪場を盛り上げているのが、日野未来選手です。
日野選手はなんと、元グラビアアイドルという異色の経歴を持っています。
可愛らしいルックスとスタイルで、多くのファンを惹きつけています。

競輪選手を目指すきっかけとなったのは、同じガールズケイリン選手の奥井迪選手の走りを見て衝撃を受けたことでした。
その後、グラビア活動を卒業し、奈良競輪場所属の佐藤成人選手に弟子入りして競輪学校に一発合格。

自転車競技未経験からのプロ入りは、彼女の並々ならぬ努力の証と言えるでしょう。
2022年頃からは成績も急上昇し、現在ではガールズケイリンの中でもトップクラスの実力を持っています。奈良競輪場でのガールズケイリン開催では、日野選手の活躍に注目です！

• 【三谷竜生】競輪三兄弟の1人でありG1を制覇した実力者
• 【有馬雄二】競輪界きってのエンターテイナー
• 【日野未来】元グラビアアイドルでガールズケイリンのトップ選手