小田原競輪場の特徴と予想傾向を完全解説!すりばちバンクを攻略して予想を当てよう!
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小田原競輪場は、神奈川県にある全国屈指の個性派バンクです。
通称「すりばちバンク」と呼ばれるその形状は、急カントと全国最短のみなし直線が特徴。
予想精度を上げるためには、バンク特性の理解が不可欠です。
この記事では、小田原競輪場の基本データやレース傾向、予想に役立つ情報を網羅的に解説します。
初心者にもわかりやすく、実践的な攻略法をお届けします。
小田原競輪場の特徴|すりばちバンクと最短直線

小田原競輪場は、神奈川県小田原市にある競輪場で、1949年8月15日に開設されました。
全国でも数少ない周長333mのバンクであり、独特な構造から「すりばちバンク」と呼ばれています。
このバンクの最大の特徴は、急なカント(傾斜)と、全国の競輪場の中で最も短い見なし直線距離(36.1m)です。
これらの個性が、独自のレース展開や、有利になる選手のタイプを生み出しています。
小田原競輪場で的中を目指すなら、このバンクの特性をしっかり理解しておくことが欠かせません。
すりばちバンクに全国最短の直線!
どんなレースになるんだろう?
うむ、小田原は一筋縄ではいかんバンクじゃ。
まずは基礎データを頭に入れるのじゃぞ!
バンクデータ|独特のバンク構造

小田原競輪場のバンク構造は、レース展開に大きな影響を与えます。
具体的なデータは以下の通りです。
- 周長: 333.33m
- みなし直線距離: 36.1m
- センター部路面傾斜 (カント): 35°34′12″
- 直線部分路面傾斜: 3°26′1″
- ホーム幅員: 11.3m
- バック幅員: 9.0m
- センター幅員: 7.5m
- 最高上がりタイム: 8.7秒(ボティシャー/2014年7月15日)
小田原競輪場は、333mバンクの中でも特にカントが急で、コーナーではスピードに乗りやすくなっています。
この影響で、レースはスピード勝負になりやすい傾向があります。
しかし、カントが急な分、コーナーから直線への移行が難しく、外側からの捲りが決まりづらいという特性もあります。
さらに、見なし直線距離が全国最短の36.1mと短いため、先行選手が逃げ切りやすい傾向にあります。
一方、コース幅は全国平均とほぼ同じで、幅員による有利不利は小さいと見られます。
急なカントと短い直線。
選手にとっては攻めるタイミングが重要になるのう。
短い直線だと、後ろから追い込むのは大変そうだね!
気候|風より雨に注意!

競輪は屋外競技のため、天候の影響を大きく受けます。
小田原競輪場がある小田原市は、太平洋側に位置し、比較的雨の多い地域です。
特に梅雨や8月〜9月の夏季は降水量が多く、この時期のレースでは雨の影響を考慮した予想が重要になります。
一方、風については年間を通じて弱く、バンク周囲が建物や山に囲まれているため、風の影響は少ないとされています。
ただし、台風などの異常気象時は別ですので、その場合は風の影響にも注意が必要です。
雨が降るとレースも変わってくるもんね。
気をつけなきゃ!
うむ。風はさほど気にしなくて良さそうじゃが、雨の日のレースはみんな慎重になって堅い決着になりやすいからのう。
- 小田原競輪場は急カント+最短直線の「すりばちバンク」
- スピード勝負だが捲りは決まりにくい
- 雨の影響は大きく、堅め決着も狙い目
決まり手データ|小田原バンクの傾向を読み解く

小田原競輪場は、その特徴的なバンク構造によって、レースの決まり手に独特の傾向が現れます。ここでは、過去のデータをもとに、どの戦法が勝ちやすいかを見ていきましょう。
決まり手 | 1着 | 2着 |
---|---|---|
逃げ | 25.9% | 22.4% |
捲り | 31.5% | 14.8% |
差し | 42.6% | 21.1% |
マーク | - | 41.8% |
この「差し」の割合は全国の333mバンクと比べても平均的、もしくはやや高めで、バンク特性が定石通りに表れた結果といえます。
小田原バンクの見なし直線距離は全国最短の36.1mであるため、先行選手がそのまま押し切るケースも多く見られます。
仮に1着を逃しても、2着に残るパターンも少なくありません。
加えて、小田原では道中の位置取りが激しくなりやすいとも言われています。
レース終盤だけでなく、序盤・中盤の選手の動きやラインの攻防を読むことも予想のカギです。
決まり手の傾向を知ることで、選手の脚質やクラス、バンクとの相性まで読み解けるようになります。
決まり手にもバンクの個性が出るんだね!
うむ、特に短い直線と急カントの影響が大きいからのう。L級戦は狙い方が変わってくる点に注意が必要じゃぞ。
- 小田原の1着は「差し」が最多
- L級は「捲り」の決まり手が高い
- 地元選手やバンク慣れも大きな要素
小田原競輪予想術|バンク特徴×データで精度UP!

小田原競輪場は、全国でも屈指の個性派バンク。そのため「予想が難しい」と感じる人も少なくありません。しかし、バンクの構造的特徴や過去データの活用によって、予想精度は格段に向上します。
この記事では、小田原競輪で勝ちに近づくための具体的な予想方法を紹介します。
小田原はクセの強いバンクじゃ。 そのクセを知れば、的中に近づけるのじゃ!
予想が難しいって聞くと不安だなあ。 どうすれば当たるの?
バンク特徴から見える戦略

小田原競輪場は周長333mという短距離バンク。中でも特徴的なのは、「すりばちバンク」とも呼ばれる急傾斜のカントです。
この傾斜のおかげで選手はコーナーで加速しやすく、スピード勝負になりやすい傾向があります。
さらに、小田原競輪場の最大の特徴は見なし直線の短さ。
たった36.1mという全国最短クラスの直線距離が、先行選手の粘りを可能にしています。
逆に、追い込みタイプの選手には厳しい舞台となるでしょう。
また、道中のポジション取りやラインの駆け引きが激しくなりやすく、早めの仕掛けが鍵となります。
神奈川県の地元選手はバンクに慣れている分、他地区の選手より有利な傾向があります。
特に先行タイプの地元選手が出走しているときは注目です!
全国で一番直線が短いなんて、すごい! じゃあ、やっぱり逃げの選手が有利なんだね!
うむ、その通りじゃ。 ただし、短い直線でも捲りや差しが決まるケースもある。 そこが小田原の面白いところじゃな。
データを活かした決まり手と車番の傾向
先ほどお見せした過去データを振り返ると、小田原競輪の1着決まり手は「差し」が最も多く、「捲り」や「逃げ」もバランス良く決まっています。
全体的に全国平均の数値とはあまり変わりません。
一方、2着決まり手としては「マーク」が最多。これは、ラインの番手がそのまま残る「スジ決着」が多いことを意味します。小田原はラインの並び通りに決着しやすいバンクとされています。
3番手の選手は基本的に不利ですが、小田原では他のバンクに比べてわずかに好成績。
ただし、勝率は高くないため高配当狙い以外での軸には不向きです。
データを見ると、色々な傾向があるんだね! 全部覚えるのは大変そう…
うむ、すべてを網羅する必要はないが、主要な傾向は抑えておくと良いじゃろう。 特にクラス別の決まり手は重要じゃ。
天候と選手特性も加味しよう
小田原市は比較的雨が多い地域で、特に梅雨や夏季(8〜9月)は雨天レースが増加します。
雨が降ると選手は無理な動きを控える傾向があり、波乱の少ない堅めの決着が多くなる傾向に。
視界の悪化もあり、番手選手が仕掛けにくくなるため、先行選手が有利になります。
風の影響は小田原競輪場では小さいとされており、基本的に風向きはあまり気にする必要はありません。
また、地元神奈川の選手は走り慣れたバンクでの「ホームかまし」など、強気な展開が期待できます。
出走表で地元選手のライン先頭を見つけたら、積極的にチェックしましょう。
雨が降ると先行選手が有利になるんだ! 地元選手はやっぱり強いんだね!
うむ。天候や選手の得意な戦法、地元選手かどうかなど、様々な要素を組み合わせて考えるのが重要じゃ。 荒れやすい日の高配当も魅力じゃのう。
- バンク特徴(短い直線、急カント)から逃げ・先行有利を考慮する
- 決まり手・車番データやクラス別の傾向を予想に反映させる
- 雨の日のレース展開や地元選手の動きに注目して戦略を立てる
小田原競輪場で注目すべき有力選手たちを紹介!
小田原競輪場は全国的にも珍しい333mバンクを採用しており、独特のバンク形状を持つのが特徴です。
そのため、地元・神奈川県所属の選手やこのバンクに適した脚質を持つ選手がレースで地の利を活かすことが多く見られます。
小田原を得意とする選手たちを知っておくことで、車券予想にも大きなヒントとなるでしょう。
ここでは、小田原競輪場で特に注目される3人の選手をご紹介します。
小田原が得意な選手がいるんだね! 誰に注目すればいいの?
うむ、地の利を活かす地元選手や、バンク相性の良い選手がおるぞ。見ていくかのう。
【川崎健次】骨折からの復帰と粘り強い走りに注目

神奈川県を拠点に活動する88期のベテラン競輪選手です。
「追い込み」を得意とする脚質で、2024年1月1日からはA級1班に所属。
練習は小田原競輪場で行っています。
2024年6月には豊橋ミッドの初日特選での落車により骨盤輪骨折という大ケガを負いましたが、わずか83日で復帰。
大怪我を乗り越え、再びバンクに戻ってきた川崎選手の、今後の粘り強い走りと完全復活に期待がかかります。
大けがからの復帰⁉
脚質と同じで粘り強い選手じゃぞ!
【小島歩】差しが光るベテラン地元選手

小島歩選手は、小田原競輪場をホームバンクとするS級2班の選手。
キャリア12年目を迎えた安定感のある中堅で、脚質は「追い込み」です。
小田原バンクでは「差し」が決まりやすく、短い見なし直線との相性がポイントになりますが、小島選手は長年の経験でこれをカバー。
特にF2レースでの勝率が高いため、小田原でのF2開催時には必ずチェックしておきたい存在です。
差しが得意な選手なんだ! ホームバンクだから心強いね!
うむ、長いキャリアで培ったバンク対策は侮れんぞい。
【高橋佑輔】穴狙いにぴったりの地元ベテラン

高橋佑輔選手は、小田原競輪場をホームとするA級2班の地元選手。
直近ではA級1班から降格したものの、実力は十分で、F2戦での勝率も安定しています。
地元バンクの特性を知り尽くしていることから、他地区からの選手に対してアドバンテージを持ちます。
人気薄になりがちな今、高橋選手が車券に絡めば高配当のチャンスあり。
バンク特性を活かす展開になりそうなときは、積極的に狙ってみる価値があります。
高配当のチャンスがある選手なんだね! 穴狙いの時にチェックしてみようかな!
うむ。地元選手の地の利は、思わぬ結果をもたらすこともあるからのう。
- 【小島歩】安定感のある差し脚でF2戦に強い
- 【高橋佑輔】穴狙いで高配当の可能性を秘めた地元選手
まとめ|小田原競輪場の特徴と攻略法の要点
小田原競輪場は、全国でも珍しい333mバンクを採用しており、傾斜のきつい「すりばちバンク」、そして全国最短の見なし直線36.1mという特徴的なコース形状を持っています。
これらの条件が、どの脚質が有利になるか、またレース展開にも大きく影響します。小田原特有のバンクを把握しておくことで、予想精度を高められるでしょう。
以下に、これまでのポイントを踏まえた小田原攻略の要点を整理します。
色々勉強になったね! これで小田原競輪場の予想もバッチリかな?
うむ、要点をしっかり掴めば勝機は見えてくるじゃろう。最後に重要な点をまとめておくぞい。
- 小田原は333mの特殊バンクで地元・神奈川選手が有利
- 1着は差しが多く、S級では捲りが決まりやすい
- 配当は高めで荒れやすく、地元選手・逃げ捲り脚質に注目