【大垣競輪場完全攻略】伊吹おろしを制して勝つ!バンク特徴・予想のコツ・注目選手を徹底解説!
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岐阜県大垣市にある大垣競輪場は、周長400mの標準的なバンクです。
しかし、「伊吹おろし」と呼ばれる強風の影響を大きく受けることで知られ、予想には一工夫が必要です。
この記事では、風の読み方・バンク特性・決まり手の傾向などを徹底分析し、的中に繋がるヒントを紹介します。
大垣競輪場の特徴|伊吹おろしとバンクの重さがカギ!

岐阜県大垣市にある大垣競輪場は、1952年(昭和27年)に開設された伝統ある競輪場です。
コースに大きなクセはなく、脚質の有利・不利が少ないのが特徴です。
しかし、大垣競輪場の本当の特徴は外的要因にあります。
特に、伊吹山から吹き降ろす「伊吹おろし」と、バンク内の池の存在は、予想の精度を左右する重要なポイントです。
バンクデータ|数値で見る大垣バンク
大垣競輪場のバンクは、全国で最も多い標準タイプの400mバンクです。
バンクデータの詳細は以下の通り。
- 周長:400m
- みなし直線距離:56.0m
- センター部路面傾斜:30°37′8″
- 直線部分路面傾斜:2°51′45″
- ホーム幅員:10.2m
- バック幅員:9.0m
- センター幅員:7.4m
- 最高上がりタイム:10.5秒
- 最高上がりタイム記録選手:ネイワンド(1994年5月8日)
注目すべきはカントです。
センター部の傾斜が30°37′8″とやや緩めで、スピードよりも技術と駆け引きが求められるため、経験値の高いベテラン選手にとってはプラスに働く環境ですね。
さらに、内側に池があることで湿度が高くなりやすく、バンクが「重い」と言われており、先行選手には不利で、追い込み型が活躍しやすい状況が生まれます。
わー、数字がいっぱいだね!これは全部覚えないといけないの?
うむ、特にみなし直線とカントの数値は特徴を見る上で重要じゃ。
この数値からバンクの特性が読み取れるのじゃよ。
気候|レースを左右する伊吹おろし
大垣競輪場の風「伊吹おろし」は年間を通して強く吹き、レース展開に大きく影響します。
バック側から向かい風なら、先行選手は体力を消耗しやすく、捲り型の選手が有利に、逆に追い風であれば、先行やカマシが決まりやすくなります。
また、岐阜県西部は降水量が多く、梅雨時期はバンクが濡れやすいです。
雨の日は滑りやすく、落車リスクも上がります。
さらに、雨・湿度・気温の低下でバンクが重くなり、これもまた追い込み選手に有利な環境となります。
伊吹おろしってそんなにすごいの!? 風向きで全然違うんだね!
うむ、まさに大垣競輪場の「顔」とも言える特徴じゃな。
- クセの少ない標準バンクながら、風と湿度に注意
- カントは緩めで、技術と駆け引きがカギ
- 伊吹おろしと雨天時のバンク重化が予想を左右する
決まり手データ|差しが最も多い!風向きで変わる傾向

大垣競輪場は標準的な400mバンクながら、風や地形の影響を強く受けるため、戦法の有利不利に明確な傾向が見られます。
特に冬場を中心に吹く「伊吹おろし」や、バンク内側にある池がレースに与える影響は見逃せません。
ここでは、データをもとに、大垣競輪場における決まり手の分布を見ていきます。
| 決まり手 | 1着 | 2着 |
|---|---|---|
| 逃げ | 22.3% | 18.3% |
| 捲り | 30.2% | 17.3% |
| 差し | 47.4% | 26.0% |
| マーク | - | 38.2% |
差しが一番多いんだね!でも、逃げや捲りも結構高いんだ!
「差し」の割合は多いものの、全国平均と比べると高くはありません。
一方で割合が高いのは「逃げ」と「捲り」の1着率。
「逃げ」が高いのは、直線距離が平均的で風の影響が少ない日に、カマシ先行などが成功しやすいためと考えられるでしょう。
「捲り」、向かい風がバック側から吹く日は、先行勢が苦しみやすく、捲り選手が展開を有利に進めやすくなるためです。
つまり、風向きが戦法の選択に直結するのが大垣競輪場の面白い特徴とも言えるでしょう。
- 大垣の1着決まり手は「差し」が最多で4割超え
- 「逃げ」「捲り」も全国平均より高めの比率
- 風向き次第でレース展開や有利な戦法が変わる
予想を当てる方法|風とデータ分析がカギ!

大垣競輪場で車券を的中させるには、「データ」と「風」という二大要素を見逃してはいけません。
「伊吹おろし」と呼ばれる風の強さや、バンク内にある池の影響による「バンクの重さ」は、レース展開を大きく左右する要素です。
これらの外的要因と過去の決まり手・車番データを組み合わせることで、勝率アップが期待できます。
データ傾向から狙い目を掴む
大垣競輪場では「差し」が1着に最も多い傾向があり、これは全国的な平均とも一致しています。
しかし、大垣では「逃げ」「捲り」などの自力戦法の決まり手割合が他の400mバンクよりも高めです。
一見、差しが多いように見えるけど、全国平均と比較すると逃げや捲りも無視できないんだね!
うむ、その通りじゃ。データはあくまで傾向じゃから、大垣のように風の影響が大きいバンクでは、その日の条件と合わせて考えることが重要じゃぞ。
また、車番にも注目です。
1番車の勝率・連対率・3連対率が高い傾向にあり、インコースから有利に展開できるのがその理由です。
三連単の出目ランキングも参考にはなりますが、過去の結果にすぎないため、過信せずに参考程度に利用しましょう。
強風「伊吹おろし」を読み切る
大垣競輪場の最大の特徴が、「伊吹おろし」と呼ばれる強風です。
日によって風向き・風速が変わるため、レース当日の風のチェックは必須!
公式サイトや天気情報サイトを活用しましょう。
風向きでそんなに変わるなんて! どうやって予想に活かせばいいの?
うむ、風向きによって選手が受ける抵抗が変わるからじゃ。バック側から向かい風が吹く場合は、風の抵抗を受けて体力を消耗しやすい先行選手にとっては不利になることが多い。
具体的には以下の通りです。
- 向かい風(バック側):先行選手が不利・捲りが有利
- 追い風(バック側):逃げ・カマシが有利
- 横風:隊列が乱れやすく、展開が荒れる
特に先頭を走る選手は風の影響を大きく受けるため、風をうまく利用できるかが勝敗を分けるポイントになります。
また、地元の選手はこの風に慣れており、対処法を熟知しています。風が強い日は、地元選手を軸に予想を立てるのも有効な手です。
バンクの重さを考慮する

大垣競輪場は内側に大きな池があるため、基本的な湿度が高くバンクが重くなりやすいという特徴があります。
バンクが重いと、レースにどう影響するの?
うむ、バンクが重いと先行する選手は体力を消耗しやすくなるんじゃ。だから、後ろから一気に追い込む選手が有利になる場面が増えるのじゃよ。
重いバンクでは、ペダルを踏む力が必要になり、体力の消耗が激しくなります。
特に先行タイプには不利で、差しや捲りが決まりやすくなる傾向があります。
さらに、以下のような天候がバンクの重さに影響します。
- 雨天・曇天:水分を含んで滑りやすくなり、落車のリスクが高まる
- 湿度が高い日:バンクが重くなりやすい
- 気温が低い日:選手の体も冷えやすく、筋肉の動きに影響
予想を立てる際は、天気予報を必ずチェックし、雨の有無や気温、湿度も参考にしましょう。
- データ傾向と車番の特徴を押さえて予想に活かす
- 風向きによって有利な戦法が変わるため、当日の風を確認する
- 天候によるバンクの重さも予想精度を左右する
大垣競輪場の有名選手や強い選手を紹介
大垣競輪場での予想をする際に、特に重要なのが地元選手の存在です。
ここでは、大垣競輪場をホームバンクにする注目選手を紹介します。
【山口拳矢】地元を代表するG1覇者!

大垣競輪場の顔と言えば、まず山口拳矢選手です。
2020年にデビューした期待の若手選手で、あっという間に競輪界のトップランカーへと成長しました。
現在はS級S班に所属しており、その実力はまさにトップクラスです。
デビューからわずか1年159日でのG2共同通信社杯優勝は、G2初優勝の最速記録としても知られています。
2023年5月にはG1日本選手権競輪を単騎で制するなど、数々の大舞台で輝かしい成績を残しています。
得意な決まり手は差しです。
すごい! G1を優勝してるんだ!
うむ、並外れた実力の持ち主じゃ。若くしてトップに立った、大垣の誇る選手じゃぞ。
【山口富生】息子と共に現役のベテラン!

山口拳矢選手のお父様、山口富生選手も大垣競輪場には欠かせない存在です。
1991年にデビューしたベテラン選手であり、現在も現役で活躍しています。
親子揃って第一線で戦っているのは非常に珍しいことです。
山口富生選手は2002年にG1高松宮記念杯競輪を優勝し、S級S班に所属した実力者です。
また、2019年には通算400勝を達成しており、その経験と技術は確か。
得意な決まり手は差しとマークです。
お父さんもすごい選手なんだね!
うむ。長年の経験に裏打ちされた巧みなレース運びは、若手選手の多い大垣バンクでは特に頼りになる存在じゃ。
【志田龍星】今後の活躍が期待される若手!

山口拳矢選手と並んで、大垣競輪場の若手ホープとして注目すべき選手が志田龍星選手です。
2021年にデビューしたばかりですが、短期間でS級1班へ特別昇班し、その急成長は目を見張るものがあります。
得意な決まり手は逃げと捲りで、自力で勝負するスタイルが特徴です。
特にF1開催などでは高い連対率を記録しており、その攻撃的な走りは非常に魅力的です。
新人さんなのに、もうS級なんだ!すごい!
うむ。若さと勢いがある選手じゃな。今後の競輪界を担う存在になるかもしれんぞ。
- 山口拳矢はG1覇者のトップランカー
- 山口富生は長年の経験を持つベテラン
- 志田龍星は今後の活躍が期待される若手ホープ
まとめ|大垣競輪場の特徴と予想のポイント
これまでに大垣競輪場の特徴や決まり手、注目選手についてご紹介してきました。
特徴は以下の通りです。
- バンクは平均的だが風(伊吹おろし)の影響大
- 1着は差しが多いが逃げも比較的出やすい
- 特に逃げの1着、捲りの2着に注目(A級7車)
- 風向きやバンクの重さ(池の影響)が重要
- 地元選手が特性を熟知しており有利になることも
大垣競輪場は「差し」が最多の決まり手ですが、400mバンクとしては「逃げ」も比較的多いのが特徴です。
特にA級7車では、「逃げ」の1着や「捲り」の2着が出やすい傾向があります。
また、選手の実力に加え、風向きや風速、天候などバンクのコンディションを把握することが重要です。
バンク特性と自然条件が絡み合う大垣競輪を、ぜひ楽しんでください!