TOP
メニューを開く メニューを閉じる

大宮競輪場の徹底攻略ガイド!バンク特徴から予想のコツまで解説!全国でも珍しい競輪場?

大宮競輪場の徹底攻略ガイド!バンク特徴から予想のコツまで解説!全国でも珍しい競輪場?

埼玉県さいたま市にある大宮競輪場は、東日本競輪発祥の地として親しまれています。
最大の特徴は、周長500mの「大宮BigBank」と全国最長の見なし直線66.7m
このユニークなコース設計により、追い込み型選手が有利な展開が生まれやすいのがポイントです。
本記事では、バンクデータや決まり手の傾向、車番、風や気候などをもとに、勝率アップに役立つ予想ポイントを詳しく解説
大宮競輪をもっと楽しみたい方は、ぜひご覧ください。

大宮競輪場の特徴|全国最長みなし直線と緩やかなカント

大宮競輪場の写真
大宮競輪場の写真

大宮競輪場は、東日本競輪発祥の地として長い歴史を持つ名門競輪場です。
全国にある43場の中でも、数少ない周長500mの大型バンクを採用している点が大きな特徴です。

中でも注目されるのは、レース展開に大きな影響を与えている全国最長の見なし直線と、比較的緩やかなカント(傾斜)による独特のバンク構造です。

周長が長いため、先行選手にとっては体力的に厳しい条件となり、見なし直線での粘りや持久力が問われます。
また、カントが緩やかであることで、カーブからのまくりが決まりにくく、直線での勝負になりやすい点も特徴的です。

こうした背景から、大宮競輪場は特に「追い込み型の選手が有利なバンク」として知られており、一部のファンからは、「大宮競馬場」と呼ばれることもあるほどです。

バンクデータ|日本一長いみなし直線に注目!

大宮競輪場のバンク
大宮競輪場のバンク

大宮競輪場のバンク構造は、選手の戦術に大きく影響します。
以下のデータを見れば、その特徴がより明確になるでしょう。

  • 周長:500m
  • みなし直線距離:66.7m(全国最長)
  • センター部路面傾斜(カント):26°16′40″
  • 直線部分路面傾斜:3°26′1″
  • ホーム幅員:10.3m
  • バック幅員:9.3m
  • センター幅員:7.5m
  • 最高上がりタイム:12.8秒
  • 記録選手:ブフリ選手(2017年7月19日)

この中でも、特に見なし直線の長さがレース終盤の攻防に大きな影響を与えています
直線で一気に追い込む展開が増えるため、差しや追い込みが決まりやすく、展開の読みが重要になります。

気候|夏は暑く、季節で風向きが変わる

競輪場に設置されている風計測センサー
競輪場に設置されている風計測センサー

バンクの構造だけでなく、地域の気候も予想の要素として欠かせません。
大宮競輪場がある埼玉県は、夏は非常に暑くなることで知られており、この時期は持久力に優れた選手が活躍しやすくなります

また、大宮競輪場は風の影響を受けやすい競輪場のひとつです。
夏場はバック側から追い風、冬場は向かい風になりやすく、バックでの風は先行選手のスタミナを大きく奪うことがあります。

さらに、降水量については夏から秋にかけて多く、特に9月は雨のリスクが高まり、濡れたバンクは走行やラインの連携に影響を与える要因となります。

ただし、年間を通して見ると降水量は少なめではあるのでその時期だけ気をつけておけば良いでしょう。

決まり手データ|大宮競輪場で圧倒的に多い「差し」

大宮競輪場は差しが多い
大宮競輪場は差しが多い

大宮競輪場は、バンクの長い直線や独自の構造により、先行から追い込みに繋がる「差し」が圧倒的に多く現れます。

この環境こそが大宮競輪場の大きな魅力であり、先行選手が体力を消耗しやすい特性が、後方からの逆転劇を生み出す要因です。

以下は、近年の大宮競輪場における決まり手データの一例です。

着順逃げ捲り差しマーク集計期間
1着19.9%24.1%56.1%2020年1月〜2025年1月
1着20%24%56%2025年4月1日現在
2着16.4%12.0%34.9%36.7%2020年1月〜2025年1月
2着15%13%37%35%2025年4月1日現在

このデータからは、1着の決まり手は「差し」が半数以上を占め、逃げは約2割、捲りは1/4程度にとどまっていることがわかります。

長い見なし直線が先行選手の体力を奪い、後続の選手が加速して追い上げる構造が、差し決着の環境を作り出しているのです。

2着ではマークよりも「差し」が目立ち、混戦になる中でスジ違いの展開が生じることも多いと考えられます。

なるほど、先行からの差しがどれだけ重要かがよくわかるね!

そのとおりじゃ。大宮競輪場は直線の長さがあるからこそ、差しが武器になるのじゃ。

  • 大宮競輪場では1着の決まり手は「差し」が約56%を占める。
  • 長い直線が先行選手に不利に働く。
  • 2着はスジ違いの展開が多く、予想の幅が広がる。

大宮競輪場で予想を当てる方法|追い込み有利なバンクを徹底攻略!

大宮競輪場は、その独自のバンク構造により、他の競輪場とはひと味違う予想戦略が求められます。
ここでは、的中率を高めるために押さえておきたいポイントを詳しく解説していきます。

差し・追い込み型の選手が狙い目!

大宮競輪場は長い直線で逆転が起こりやすい
大宮競輪場は長い直線で逆転が起こりやすい

大宮競輪場の最大の特徴は、全国最長の見なし直線66.7mにあります。
この長い直線がレースに大きな影響を与え、ゴール直前での逆転が頻繁に見られます。

先行型の選手にとっては、ゴールまでの道のりが長く、体力の消耗によって最後で失速するリスクが高くなります。
その結果、番手や3番手につけていた追い込みタイプの選手が差し切る展開が非常に多くなります

実際に決まり手データを見ると、1着のうち「差し」が半分以上を占めており、「逃げ」は1割を切っています。
この傾向を踏まえると、「差し」を得意とする選手に注目することが予想のカギと言えるでしょう。

わー!やっぱりあの長い直線って、先行選手にはキツいんだね〜!

そうじゃとも!だから「大宮競馬場」なんて呼ばれるほど直線の勝負になるのじゃ。

スジ違いも多く、選手の「縦足」を重視

大宮競輪場はスジ違いの決着が多い
大宮競輪場はスジ違いの決着が多い

宮競輪場では、ライン通りに決まらない「スジ違い」の決着が多いのが特徴です。
理由は長い直線の中でラインが分断されやすく、最後のスプリント勝負になりやすいためです。

特に、強固なラインよりも、直線での爆発力に優れた選手の方が結果を出しやすい傾向にあります。
予想を立てる際は、ラインの並びだけに頼らず、選手個人の最近の調子や「縦足(加速力)」を見極める力が重要になります。

たとえば、別ラインの番手選手同士で決まる「番手−番手」のような組み合わせが的中につながるケースも珍しくありません。

ラインが崩れやすいってことは、予想も一筋縄じゃいかないんだね〜!

まさにその通りじゃ。大宮では“個の力”を見抜くことが問われるのう。

風向きを予想に取り入れる

季節ごとの風によって展開が変わる
季節ごとの風によって展開が変わる

大宮競輪場は風の影響を受けやすく、季節や天候によって有利な戦法が変わる点もポイントです。

地元選手によると、風がある日は特にバック側で風を受けるケースが多く、展開を左右します
そこで、季節ごとの傾向を見てみましょう。

  • 夏(バック追い風/直線向かい風):バックでスピードに乗れるものの、直線では風に押されて失速するため、番手・3番手選手の「差し」が決まりやすくなります。
  • 冬(バック向かい風/直線追い風):バックで先行選手が風に苦しみやすく、カントを活かした「捲り」やその番手選手の伸びが有効になることがあります。

風向きで戦法が変わるなんて、すごく奥が深いね〜!

うむ、天気予報を見ておくのもガチ予想勢の基本じゃよ!

大宮競輪場の有名選手や強い選手を紹介

クセのあるバンクとして知られる大宮競輪場では、コース特性を熟知している選手が有利にレースを進めやすくなります

ここでは、大宮競輪場で注目すべき有力選手たちをご紹介します。

【平原康多】大宮競輪場の絶対的エース

平原康多選手
平原康多選手

埼玉支部所属のS級トップレーサー・平原康多選手は、大宮競輪場でまず注目すべき存在です。
彼のホームバンクは西武園競輪場ですが、大宮バンクとの相性は抜群で、これまでに数々の勝利を重ねてきました。

脚質は「両」、決まり手では「差し」が得意で、その比率は実に67%にも上ります。
これは、直線が長く追い込み有利な大宮競輪場のバンク特性に非常にマッチしています。

特に注目すべきは、毎年1月に開催される【G3】東日本発祥倉茂記念杯での活躍です。
平原選手はこの記念競輪で過去に9度の優勝を果たしており、その実績はまさに圧巻で大宮バンクには欠かせない存在です。

※2025年5月30日に引退しました。

平原選手さん、差しが得意ってまさに大宮にピッタリだね〜!

その通りじゃ。彼の走りはこのバンクで映えるんじゃよ。

【森田優弥】若きエース候補の逃げ屋

森田優弥選手
森田優弥選手

大宮競輪場をホームバンクとする若手選手で注目したいのが、S級1班・森田優弥選手です。
デビューは2018年、当時19歳でレース界に登場し、1年でS級特別昇班を果たした実力者。

脚質は「逃げ」で、トップスピードと先行力に優れており、ラインの先頭としてレースを引っ張るタイプです。

直近の成績も安定しており、大宮競輪場のエース候補として注目が集まっています。

たった1年でS級に特別昇班したんだって!

今となっては大宮競輪場のエース候補じゃ!

【飯田風音】ガールズの高配当メーカー

飯田風音選手
飯田風音選手

L級1班の飯田風音選手は、大宮競輪場がホームのガールズレーサーです。

競輪学校を総合2位で卒業した実力派で、個人戦主体のガールズケイリンにおいても、今後の飛躍が期待されています。

現時点では勝率がそれほど高くなく、人気薄での出走も多いですが、逆に高配当を狙いたいファンにとっては絶好の穴候補です。

脚質や展開に左右されにくいレースができるため、思わぬ激走も期待できます。

え〜!学校成績2位なのに人気が出てないなんて、逆にお宝かも!

そうじゃそうじゃ、将来の主役候補じゃな。今のうちに注目しておくんじゃ。

  • 【平原康多】差しが得意で記念9勝の実績
  • 【森田優弥】逃げが武器の若手有望株で、先行力に注目
  • 【飯田風音】高配当狙いに適したガールズの穴候補

まとめ|大宮競輪場攻略のポイント

大宮競輪場は、全国で最も長い見なし直線と周長500mを誇る「大宮BigBank」が特徴です。
バンク特性や決まり手の傾向、さらには風の影響まで多くの要素が絡み合います。

だからこそ、予想を立てる際は感覚だけに頼らず、データと展開の読みを組み合わせることが重要です。

それではここから、大宮競輪場で的中率を高めるための具体的な予想ポイントをわかりやすく紹介していきます。

  • 大宮競輪場は追い込み型が有利なバンク
  • 決まり手は「差し」が最も多く、スジ違いの決着も目立つ
  • 選手個々の実力と当日の風向きも予想に活用しよう
拡大画像