佐世保競輪場の徹底攻略ガイド！バンク特徴から予想のコツまで徹底解説！みなし直線は日本一短い！

バンクデータ｜日本一短い直線距離

佐世保競輪場は周長400mですが、その最大の特徴はバンク形状にあります。

• 周長：400m
• みなし直線距離：40.2m
• センター部路面傾斜：31°28′37″
• 直線部分路面傾斜：3°26′1″
• ホーム幅員：10.0m
• バック幅員：9.0m
• センター幅員：7.5m
• 最高上がりタイム：10.6秒
• 最高上がりタイム記録選手：中川誠一郎

元々は500mバンクだった走路を改修したため、カント（傾斜）が比較的ゆるやかです。
そして、見なし直線距離が40.2mと400mバンクの中で最も短く、これは333mバンク並みの短さです。

この構造により、コーナーの比重が大きく、外から一気に追い込むスピード勝負よりも、持久力を活かしたレース展開が目立ちます。
そのため、地脚型の選手やコーナーワークがうまい選手が活躍しやすいバンクといえるでしょう。

気候｜佐世保港からの海風に注意

佐世保競輪場の位置する佐世保市は、湿度が高く雨の多い地域です。
年間の約半分は雨か曇りとなるため、レースが雨天になる可能性も高く、その影響を踏まえた予想が必要です。

また、1コーナー側が佐世保港に面しており、海風の影響を受けやすい立地です。
通常はバック側からの向かい風になることが多いですが、風向きは季節や天候によって変化します。

たとえば、西風ならバックが追い風、東風ならバックが向かい風となるため、脚質ごとの有利不利も変わってきます。
その日の風向きを確認して、どのタイプの選手に展開が向くかを見極めることが、佐世保での予想成功の鍵です！

• 見なし直線距離が全国最短の40.2m
• カントがゆるく地脚型が有利
• 海風の影響を受けやすく風向き確認が重要

【海風が勝負のカギ】風向きを読む

佐世保競輪場は、佐世保港に面していることから海風の影響を強く受ける競輪場です。
風向きにより展開が大きく左右されるため、レース当日の風情報は必ずチェックしましょう。

たとえば西風ならバックが追い風となり逃げが有利。
東風ならバックが向かい風となり、捲り型の選手が展開的に有利になります。

強風時には先行が粘れたり、捲りが2コーナーから決まることも。
風向きに応じた脚質の見極めが、予想の精度に直結します。

【地元勢とライン】地の利と連携に注目

佐世保のような特異なバンクでは、地元選手の有利さが際立ちます。
地元勢はバンクのクセや風の特徴を把握しており、展開への対応力に優れています。

また、データによると、2着の決まり手で「マーク」が41%を占めるなど、
ラインでの連携が結果に直結しやすいバンクでもあります。
スジ車券率も全国トップクラス。連係プレー重視の予想が有効です。

さらに、2024年1月〜6月の成績では、1番車が高い勝率・連対率・3連対率を誇っています。
信頼できる1番車がラインの中にいる場合は、積極的に買い目に含めると良いでしょう。

• 短い直線でも差しや捲りが決まりやすい
• 海風の風向きが展開を大きく左右する
• 地元選手とライン連携の強さが予想の鍵

【井上昌己】グランプリを制した実力派ベテラン

佐世保バンクの象徴ともいえるのが、S級1班の井上昌己選手です。
2008年には競輪グランプリで優勝し、最優秀選手にも選ばれた経歴を誇ります。

脚質は追い込み型で、長年S級1班を維持する安定感のある選手です。
G1・G2での優勝は近年こそありませんが、番手での巧みな立ち回りは今も健在。
負け戦での勝利も多く、堅実な走りが魅力です。

【山崎賢人】世界でも活躍する佐世保のスピードスター

次世代を担うのが、S級1班の山崎賢人選手です。
得意脚質は捲りで、爆発力のあるスピードが武器。

過去には自転車競技のナショナルチームに所属し、世界選手権の出場権も持つ実力者です。
短い直線が特徴の佐世保バンクとも相性が良く、今後のさらなる飛躍が期待されます。

【峯口司】昇級間近の期待の新星

注目のルーキーとして紹介したいのが、123期・A級3班の峯口司選手です。
デビューから8連勝を記録し、特別昇級にリーチをかけるほどの活躍を見せました。

惜しくも昇級は逃しましたが、その後も安定して優勝を重ねており、S級昇格は時間の問題とされています。
脚質は逃げで、ダイナミックな走りが魅力の一人です。

• 【井上昌己】グランプリ優勝の経験を持つ追込型ベテラン
• 【山崎賢人】捲り型の世界レベルのスピードスター
• 【峯口司】特昇間近の逃げ型ルーキーで将来有望