静岡競輪場で予想を当てるコツとは?バンクの特徴と決まり手傾向、注目選手を解説
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静岡競輪場は差しや捲りが決まりやすい特性を持ち、予想にバンクの理解が欠かせません。
直線距離の長さやカントのキツさがレース展開に影響し、風向きも予想に重要な要素となっており、地元選手の走りも舟券的中のヒントに。
本記事では、静岡バンクの特徴や予想のポイント、注目選手までをわかりやすく解説します。
静岡競輪場の特徴|クセが少なく実力勝負

静岡県静岡市にある静岡競輪場は、1953年に開設された老舗競輪場です。
KEIRINグランプリやオールスター競輪などのビッグレースも開催されることから、全国的に高い集客力を誇ります。
バンクの形状は「お椀型」と呼ばれるタイプですが、クセが少なく走りやすいため、選手の持つ実力が反映されやすいのが大きな特徴です。
テクニックや駆け引きよりも、選手の脚力や戦略がものを言うレース展開が多く見られます。
へぇ~、静岡競輪場ってクセが少ないんだね! 実力のある選手に注目だ!
うむ、その通りじゃ。選手本来の力が試されやすいバンクと言えるじゃろう。
バンクデータ|クセがなく平均的

静岡競輪場のバンクは、周長400mで全国的にも標準的な仕様です。
詳細のバンクデータは以下のとおり。
- 周長:400m
- 見なし直線距離:56.4m
- センター部路面傾斜:30°43′22″
- 直線部分路面傾斜:2°51′45″
- ホーム幅員:10.3m
- バック幅員:9.3m
- センター幅員:7.5m
- 最高上がりタイム:10.8秒
- 最高上がりタイム記録選手:佐藤仁(1989年6月25日)
見なし直線距離は56.4mとやや長めで、カント(傾斜)も比較的きつめに設計されています。
全国の400mバンクの中でも、見なし直線距離は3番目の長さとされており、4コーナーからの伸びが良く、中・外からの強襲が決まりやすい傾向があります。
とはいえ、バンク全体にクセが少ないため、逃げ・捲り・差しなどどんな戦法でも力を発揮しやすい点が特徴です。
バンクデータって細かい数字がいっぱいあるんだね! すごーい!
うむ。これらの数値がバンクの特性を形作っておるのじゃ。
- 静岡のバンクは標準的な400mサイズ
- クセが少なくどんな脚質でも勝負可能
- 直線は中〜外からの伸びが期待できる
気候|穏やかだが海風に注意
静岡市は中部地方の南側、駿河湾に面しており、温暖な気候が特徴です。
ただし、6月〜9月の梅雨・台風シーズンには雨が増え、バンクが濡れることで滑りやすくなり、レース展開が読みにくくなることがあります。
とくに注意したいのが「風」です。
ホーム側では向かい風、バック側では追い風となる日が多く、夕方にかけて風が強くなる傾向があります。
建物の間を通り抜ける風は不規則に吹くため、展開を大きく乱す原因になることも。
特に、向かい風になる最終直線では、先行選手が失速しやすく、追い込み型の選手に有利な展開になりやすいです。
穏やかな気候だけど、風向きをチェックするのが大事なんだね!
そうじゃな。風向きひとつで有利不利が変わることもあるからのう。しっかり見ておくことじゃ。
- 静岡は温暖でレースに適した気候
- 海からの風で展開が左右されやすい
- 風向きと強さのチェックは予想の鍵
決まり手データ|バンク特性が影響する傾向

静岡競輪場のレース結果には、バンクの特徴が大きく影響します。
特に、お椀型バンクと呼ばれる形状が戦法の有利・不利に関係しており、決まり手データにもその傾向が如実に表れています。
決まり手ってレースの作戦のことだよね!
以下は、2020年2月から2025年2月までの静岡競輪場での決まり手の割合です。
| 決まり手 | 1着 | 2着 |
|---|---|---|
| 逃げ | 23.2% | 18.9% |
| 捲り | 32.1% | 14.9% |
| 差し | 44.2% | 26.3% |
| マーク | - | 39.6% |
このデータから分かるのは、「差し」が最も多く1着を決めている点です。
ただし、「捲り」や「逃げ」も含めて全国平均的な割合で決まっており、バランスの取れたバンクであるといえるでしょう。
データで見るとよく分かるじゃろう。
静岡競輪場は400mバンクで、カント(傾斜)がややきつめに設計されています。
これにより、先行選手がインコースを効率良く走れるため、「逃げ」が有利になる場面も!
仕掛けのタイミングは、最終2コーナー付近からが多く、そこから一気に勝負が動く傾向があります。
さらに、静岡競輪場の最終直線には中と外に「強襲コース」があり、最後の直線での逆転劇が起こることも少なくありません。
色々な要素が絡み合うんだね!
- 差し・捲り・逃げがバランスよく決まるバンク
- 最終2コーナーからの仕掛けが勝負を左右
- S級戦では差しや捲りがやや有利になる傾向
予想を当てる方法|バンク特性とクラス別の傾向を読む

静岡競輪場は、 一見するとクセが少ないバンクと言われますが、細かいデータを見ると有利になる戦法や選手が見えてきます。
ここでは、静岡競輪場での勝率を高めるための具体的な予想方法を解説します。
ふむ、予想には様々な視点が必要じゃ。
バンクの特性と風の影響を読み解く
静岡競輪場は周長400mのバンクですが、一部では500mバンクのような特徴があると言われています。
500mバンクは直線が長く番手選手が有利になりやすいため、静岡競輪場でも先行の番手選手が有利になるケースがあると言われています。
また、バンクのカントはややきつめという見方もあり、先行選手がインコースを走りやすいため、捲られにくいという側面もあるようです。
バンクの形もレースに影響するのじゃ。
選手が仕掛けるタイミングとしては、主に最終2コーナーからが多い傾向が見られます。
後ろからの仕掛けが遅れると、先頭を走るラインがそのままゴールすることも少なくありません。
また、最終直線には中と外に「強襲コース」が存在すると言われており、直線での逆転劇も見られます。
直線で逆転もあるんだ!
さらに、静岡競輪場は海に近く、風の影響を受けやすい特徴があります。
基本的にはホーム側が向かい風、バック側が追い風になる傾向がありますが、建物の間から不規則な風が吹くこともあります。
また、夕方になるにつれて風が強くなる傾向も見られ、先行選手は向かい風で体力を消耗しやすいため、不利になりやすく、逆に追い込み選手には有利に働くことがあります。
風は競輪の大きな要素じゃ。
選手とラインの実力、車番の傾向を重視する
静岡競輪場は他の400mバンクと比べてスジ車券率(同じラインでの決着)が低い傾向にあります。
これは、風の影響や、有力ラインが複数ある場合、またはライン内で実力に差がある場合にラインが千切れやすいことが原因と考えられます。
したがって、有力ライン内でのワンツー決着に固執せず、選手の実力を重視した予想も有効です。
ラインだけでなく、個々の力も重要じゃ。
1番車は一般的に勝率が高い選手が配置されることが多く、静岡競輪場でも1番車の勝率は他の車番と比較して最も高い傾向があります。
特にライン数の少ない2分戦や3分戦では堅めに決着しやすい傾向があるため、1番車を買い目に含めることをおすすめします。
1番車は要チェックだね!
- 選手の決まり手、脚質、クラス別の傾向を把握する
- バンク特性(風、仕掛け、直線)をレース展開に活かす
- 選手・ラインの実力、有利な車番を軸に買い目を組み立てる
静岡競輪場の有名選手や強い選手を紹介
静岡競輪場で注目すべきはホームバンクに熟知した地元選手や実力者の存在です。
ここからは、静岡競輪場で注目したい主な選手をご紹介します。
ホームバンクの選手は地の利があるからのう。
【新田康仁】勝率重視ならベテランの走り!

勝率を重視して予想を組み立てるなら、ベテランの新田康仁選手に注目です。
1994年にデビューし、キャリア28年目を迎えるS級1班の選手で、静岡競輪場をホームバンクとしています。
長年の経験から培った走りはもちろん、バンクに精通していることが大きな強みと言えるでしょう。
48歳になった今も好調を維持し、最近のレースでも優勝を果たすなど、その実力は健在です。
ベテラン選手の経験はすごいね!
【日高裕太】高配当狙いなら注目の若手!

高配当を狙ってドキドキ感を味わいたいなら、若手の日高裕太選手に注目です。
20歳の若さでA級3班に所属し、今年の4月にデビューしたばかりの新星です。
まだ実績が少なく、人気が集まりにくい傾向ですが、デビューから3ヶ月で初優勝を飾るなど、そのポテンシャルの高さを見せています。
実力が未知数だからこそ、思わぬ高配当を演出する可能性を秘めています。
若い選手の勢いも見逃せんのう。
【鈴木奈央】ガールズケイリンの人気選手!

ガールズケイリンの人気選手である鈴木奈央選手は、静岡県出身でL級1班に所属する実力派選手です。
競輪選手としての活躍に加え、自転車競技選手としてUCI世界選手権大会などに出場していた経験を持っています。
現在は競輪選手として活躍し、オールガールズクラシックなどの重賞レースでもその存在感を示しています。
女子選手の熱い戦いも見どころじゃな。
選手についても色々調べてみるのが面白そうだね!
- 静岡競輪場には実力や経験豊富な地元選手がいる
- 若手やガールズケイリン選手など注目すべき選手は複数いる
- 選手個々の実力や調子も予想の重要な要素になる
まとめ|静岡競輪場攻略のポイント
これまでの記事では、静岡競輪場の特徴やそれを踏まえた予想のポイントについて解説しました。
静岡競輪場は、周長400mのバンクで、クセが少なく平均的な作りの競技場です。
見なし直線距離やカントも全国平均とほぼ同じで、選手の実力が反映されやすいバンクと言えます。
特徴をまとめると以下の通りです。
- 静岡競輪場はクセの少ない400mバンク
- 海風による影響があり特にホーム側の向かい風に注意
- 決まり手は差しが中心だが、捲りや逃げも決まりやすい
- 選手の実力に加え、風の影響や車番も予想のポイント
- 高配当も期待できるドラマチックなレース展開がある
予想の際は、選手の実力やライン、風向き、調子、上がりタイムなどを複合的に分析するのがポイント。
スジ車券率が低めで高配当も狙えるため、柔軟な予想がカギになります。