直線が長く捲りが決まりやすい！豊橋競輪場のバンク特性と予想を当てるための方法を徹底解説！

バンクデータ｜全国でも特徴的な数値をチェック！

豊橋競輪場のバンクデータを見てみましょう。
周長は一般的な400mバンクですが、それ以外の数値に大きな特徴があります。

• 周長：400m
• みなし直線距離：60.3m
• センター部路面傾斜：33°50′22″
• 直線部分路面傾斜：2°17′26″
• ホーム幅員：10.3m
• バック幅員：9.3m
• センター幅員：7.8m
• 最高上がりタイム：10.5秒
• 最高上がりタイム記録選手：金子貴志

豊橋競輪場の最大の特徴は、みなし直線距離が長いことと、カントがキツいことです。
みなし直線距離は60.3mあり、これは全国平均と比較して約7〜8mも長い数値です。

これは全国でも3番目に長く、直線が長い＝差し有利とされがちですが、実際には差しの発生率が全国平均より低いというデータが出ています。

一方、カントは33°50′22″と、全国平均よりも急で、選手はコーナーでスピードを出しやすくなります。
このため、豊橋競輪場では捲りが決まりやすいバンクとして知られています。

• 豊橋はみなし直線が長く全国でも有数
• カントがキツく捲りが決まりやすい
• 走りやすい設計でスピードレースが多い

気候｜風向きと雨量に要注意！

豊橋競輪場は屋外バンクのため、天候の影響を受けやすい競輪場で、特に風や雨によるレース展開の変化には注意が必要です。

まず降水量、豊橋市は全国平均より雨が多く、特に10月から12月にかけてその傾向が顕著です。
次に風、豊橋競輪場は山河湾に近い立地のため、年間を通じて平均風速がやや強めです。

特に冬から春にかけてはバックストレッチ側に向かい風が吹くことが多く、風の影響を大きく受けます。

バックに向かい風が吹くと、風の抵抗で先行選手が不利になると考えられがちですが、実際には風に抗う形で前に出た選手がそのまま残ることも多く、先行が有利になるケースもあるのです。

• 豊橋は雨が多くバンクが濡れやすい
• 年間を通して風速が強めで予想に影響
• 特に冬はバック向かい風に要注意

選手とラインの総合力を重視しよう

豊橋競輪場では、脚質だけで選手を選ぶのではなく、選手個人の実力やラインの総合力を重視して予想することが成功の鍵です。

周長400m、見なし直線60.3mのバンクは、カント（傾斜）が33°50′22″とキツいため、スピードを出しやすい特徴があります。
これにより、スピード感のあるレースが展開されやすくなっています。

一般的に、豊橋競輪場では「差し」や「捲り」といった追い込み型の決まり手が多く出る傾向にあります。
特に直線が長いため、最終直線での激しいトップ争いが繰り広げられ、長い距離を走り切るスタミナを持つ追い込み型の選手が有利に働くことが多いです。

また、後方からまくり上げてきたり、追い抜かれそうになる先行選手をブロックできる技量も重要になります。

風向きを読んで決まり手を狙う

豊橋競輪場の予想において、風の影響は非常に重要な要素です。
屋外バンクである豊橋競輪場は、季節によって風向きが変わり、それがレース展開に大きく影響を与えます。

特に、冬から春にかけては強い向かい風が吹くことが多いでしょう。
向かい風が吹くと、先頭を走る先行選手は風の抵抗を強く受けるため、不利な条件に。

反対に、追い込みや捲りが得意な選手にとっては、先行選手が風除けとなり、スピードを出しやすくなるため、差しや捲りを決めやすくなる傾向が見られます。

• 豊橋競輪場では選手やラインの総合力が重要
• 強風時は追い込み型、バック向かい風では逃げ型が有利

【金子貴志】伝説のグランプリ覇者！

豊橋競輪場を代表する選手といえば、金子貴志選手です。
75期のベテランで、2023年1月時点ではS級2班に所属しています。

2013年には2つのG1レースを制覇し、さらに年末の「競輪グランプリ」まで勝ち取る快挙を達成。
まさに「金子貴志の年」と言えるほどの強さを見せ、弟子の深谷知広選手とのラインではワンツーフィニッシュを8回も記録しています。

彼は追い込み型の脚質で、豊富な経験と実績が武器です。

【岡本総】豊橋唯一のS1選手！

豊橋競輪場のホーム選手の中で唯一S級1班に所属するのが、岡本総選手（105期）です。
師匠は同じ豊橋出身の小林信晴選手。

岡本選手はS1とS2を行き来していますが、特にF1レースでは何度も決勝に進出し、実力以上のパフォーマンスを発揮する選手です。

脚質は追い込みで、番手の仕事をしっかりこなしつつ、勝負どころでは自ら勝ち切る力も備えています。

【渡邊健】経験豊富な地元のベテラン選手

渡邊健選手（76期、A級2班）は長年豊橋を主戦場とし、経験豊富なベテランとして知られています。

地元選手は日々豊橋競輪場のバンクで練習し、直線の長さやカントのきつさ、冬場のバック向かい風などの特徴を熟知しています。

こうしたバンク特性を自らの走りにどう活かすかが勝負の鍵です。
渡邊選手をはじめ地元のベテランたちが持つ「地の利」は、予想の精度を高める上で大きなヒントとなるでしょう。

• 【金子貴志】2013年のグランプリ覇者で地元の大スター
• 【岡本総】豊橋唯一のS1ランクで安定した強さを誇る
• 【渡邊健】経験豊富なベテラン選手で地の利がある