和歌山競輪場の徹底攻略ガイド!バンク特徴から予想のコツまで解説!わかやまオレンジバンクとは?
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和歌山県和歌山市にある和歌山競輪場は、「わかやまオレンジバンク」として知られる人気の競輪場です。
見なし直線距離が全国平均よりも長いため、差しや捲りが決まりやすい特徴があります。
また、紀の川や海からの風がレースに影響を及ぼすことも。
クセのある筋違い決着が多く、難しい競輪場ですね。
バンクデータや決まり手、風向きの影響まで網羅し、予想に役立つポイントを詳しく解説します。
和歌山競輪場の特徴|走りやすく風の影響が大きいバンク

和歌山県和歌山市五筋目にある和歌山競輪場は、1949年開設の歴史ある競輪場です。
「わかやまオレンジバンク」の愛称で親しまれ、1999年には全面改修が行われました。
ここでは、和歌山競輪場のバンク特徴や風の影響など、予想に欠かせない情報を詳しく解説します。
「わかやまオレンジバンク」って可愛い愛称だね!
うむ、みかんの産地だからオレンジなんじゃろうな。バンクも特徴があるんじゃ。
バンクデータ|走りやすい標準バンク

和歌山競輪場のバンクは、周長400mの標準的な仕様ですが、見なし直線距離は59.9mとやや長め。
この直線の長さが、差しや捲りが決まりやすい要因のひとつとされています。
バンクデータは以下の通り。
- 周長:400m
- 見なし直線距離:59.9m
- センター部路面傾斜:32°15′7″
- 直線部分路面傾斜:2°51′45″
- ホーム幅員:11.4m
- バック幅員:9.3m
- センター幅員:7.7m
- 最高上がりタイム:10.6秒
- 最高上がりタイム記録選手:ペルビス
また、マッコーネル曲線を採用しており、コーナーが滑らかで走りやすく、選手の力が素直に出やすい設計です。
バンクのクセが少ないため、極端に有利不利な戦法が少なく、多彩な展開が見られるのも魅力です。
走りやすいバンクなんだね!選手の力が見られそうで楽しみ!
そうじゃな。コーナーもスムーズじゃ。!
気候|紀の川と海風の影響に注意
和歌山市は温暖な気候ですが、和歌山競輪場は紀の川河口付近にあるため、海風の影響を受けやすいです。
平均風速は2.01mで、全国でも3番目に風が強い競輪場とされています。
えっ、風が強いの!?レースに影響する?
大いに影響するんじゃ!特に2コーナーの裏手に紀の川があるからのう。
風向き次第で有利なラインが変わります。
例えば、1センターから風が吹き込むとバックが追い風となり、先行ラインが粘りやすくなります。
逆に、1センターから吹き出すとバックは向かい風となり、捲りや差しが決まりやすくなるのが特徴です。
さらに、風圧が強い日は先行選手にとって消耗が激しくなるため、番手選手が有利になる傾向も。
そのため、当日の風向きや天気を事前にチェックすることが、予想精度を高めるカギとなるでしょう。
- 海風の影響で風が強く、展開に大きく影響する
- 風向きで逃げ有利・捲り有利が変化する
- 雨天時はバンクが重くなり、差しが決まりやすい
決まり手データ|差しが最も多く、捲りも出やすいバンク

競輪では、選手がどのような戦法で勝ち上がったかを示す「決まり手」が、展開予想において非常に重要な指標となります。
特に残り1周を切ってからの動きは、予想に直結する要素。
ここでは、和歌山競輪場における決まり手の傾向から、レースの特徴を探っていきましょう!
決まり手って、選手の得意な戦法のこと?
うむ、残り1周からの仕掛けのことじゃ。予想には非常に重要じゃぞい。
和歌山競輪場の直近5年間(2020年1月〜2025年1月)の決まり手データを分析すると、以下のような傾向が見られます。
決まり手 | 1着 | 2着 |
---|---|---|
逃げ | 19.7% | 17.8% |
捲り | 30.9% | 18.3% |
差し | 48.6% | 25.2% |
マーク | - | 37.8% |
最も多く見られるのは「差し」での1着。
全体の約半数にあたる48.6%という高い数字を記録しており、これはラインの番手や3番手の選手が、ゴール前で抜け出して勝利していることを示しています。
次いで「捲り」での1着も30.9%と高めの割合です。逃げ切りよりも、最後に仕掛ける選手が優勢な傾向が見て取れます。
わー!差しがこんなに多いんだね!
そうじゃ、特にS級戦ではさらに差しの割合が高まる傾向じゃ。
2着の決まり手では「マーク」が37.8%と最多。これは番手選手が抜かずにしっかり付いていく展開が多いことを表しています。
つまり、和歌山競輪場では追い込みタイプの選手や、番手で確実に仕事ができるマーク選手が有利になりやすいのです。
展開予想を立てる際には、これらのタイプの選手を軸に構成することが、的中への近道となるでしょう!
- 差しが決まりやすく追い込み有利
- 逃げの1着は少なく捲りが効果的
- 番手・マーク選手が好成績を残す
予想を当てる方法|バンク特性と気候を読み解く

和歌山競輪場の特徴を正しく理解し、予想に反映させることが、和歌山競輪場での的中率を高める鍵となります。
今回は、バンクの特性や気候の影響を踏まえた具体的な予想ポイントをご紹介します!
バンクの特徴だけじゃなくて、お天気も大事なんだね!
うむ、特に風は選手の走りに大きく影響するからのう。しっかり確認するのじゃ。
【捲り選手の1・2着を重視】直線が長いのに捲りが決まりやすい

和歌山競輪場の見なし直線距離は59.9m。これは全国平均や400mバンク平均よりも長めです。
一般的には直線が長いと「差し」が決まりやすいとされますが、和歌山では少し事情が異なります。
え、直線が長いのに捲りなの?不思議だね!
うむ、一般的なセオリーとは違うところが和歌山競輪場の面白い点じゃ。
2020年1月~2025年1月のデータでは、1着の決まり手の48.6%が「差し」という結果でしたね。
ただし、「捲り」も全国平均よりやや高め。特にS級戦では「逃げ」が減る分、「捲り」が活きる傾向が強まります。
A級7車立てのデータでも、「捲り」の1着率は31.2%と高水準なのです。
このように、和歌山競輪場は「捲りが決まりやすいバンク」として注目されます。
予想を立てる際は、バック回数が多い選手や「捲り」の決まり手が目立つ選手を1着・2着候補に加えましょう!
【スジ違い決着を狙う】別ラインの台頭にも警戒が必要

和歌山競輪場では、スジ車券(ライン通りの決着)が出にくい傾向があります。これは、ラインの連携よりも選手個々の力量や脚質が結果に影響しやすいことを示しています。
スジ違いってことは、ライン通りにならないこともあるってこと?
そうじゃ。特に2着には、ラインの番手選手だけでなく、別ラインの選手が飛び込んでくるケースが多いのじゃ。
2023年のスジ車券率は44.69%で、全国43場中40位。これは非常に低い水準です。
つまり、別ラインや単騎の選手が上位に絡みやすいということです。
予想時には、ラインの先頭と番手だけに注目するのではなく、ライン3番手からの抜け出しや、別ラインの動きにも目を配りましょう。
【風と雨の影響を読む】変わりやすい気候への対応

和歌山競輪場は風の影響を受けやすいバンクです。
紀の川に近く、裏側(2コーナー~バック直線)に風が入りやすいため、風向き次第で有利不利が大きく変わります。
風向きで有利な選手が変わるんだね!
うむ。バック追い風なら逃げ有利、バック向かい風なら捲り有利となる傾向があるのじゃ。
バックが追い風の日は、逃げ選手が粘りやすくなり、先行ラインが有利になります。
逆に向かい風なら、逃げ選手がバテやすくなり、捲りラインの仕掛けが決まりやすくなる傾向があります。
天候の変化も見逃せません。和歌山競輪場は、雨が降るとバンクが重くなりやすいという特徴があります。
バンクが重くなるとスピードに乗りにくくなるため、先行選手には不利。
一方で、体力のある追い込み選手にとっては好条件となるケースもあります。
雨が降るとバンクが重くなるなんて知らなかったよ!
競輪場によってバンクの特性は様々じゃからのう。和歌山は雨の影響も少なくないバンクと言えるじゃろう。
風と雨の両方を加味したうえで、天候に応じて逃げ・捲り・差しのどこを重視するかを決めると、予想の精度は一段と高まります。
- 和歌山は「捲り」決着が目立つ
- スジ違い決着にも警戒が必要
- 風と雨の影響を予想に反映する
和歌山競輪場の有名選手や強い選手を紹介

競輪において地元選手が有利とされるのは、ホームバンクの特徴や気候を熟知しているからです。
和歌山県和歌山市にある和歌山競輪場「わかやまオレンジバンク」には、地元に根ざした実力派選手たちが多数在籍しています。
ここでは、そんな和歌山競輪場を拠点に活躍する注目選手たちをご紹介します。
地元選手って、やっぱりバンクを知ってるから有利なんだね!
うむ、特に和歌山のバンクは気候の影響も受けやすいから、その日のコンディションを知る地元選手は重要じゃぞい。
【東口善朋】和歌山のエース!安定感抜群の追込み選手

和歌山競輪を語る上で欠かせないのが、東口善朋選手です。2000年デビューのベテランで、2010年以降は10年以上にわたりS級1班をキープし続けています。
脚質は追い込み型。番手での役割をきっちり果たしつつ、自らも好成績を残す安定感が魅力です。特にF1やG3では高い連対率を誇り、決勝進出も多く見られます。
経験豊富な老練の立ち回りと、ここぞという場面での鋭い追い込みに注目です。
【吉川美穂】ガールズグランプリ出場!勝率50%の実力者

ガールズケイリンを盛り上げる存在といえば、吉川美穂選手。元自転車競技の選手というバックボーンを持ち、現在は勝率50%超えのトップクラスの実力を誇ります。
脚質は両(自在)型で、自在な立ち回りが持ち味。ホームバンクである和歌山競輪場で開催されるガールズ戦では、地の利を活かした強気な走りが期待されます。
【中西大】豪快な逃げが武器!迫力ある走りに注目

中堅世代で注目されるのが、S級1班の中西大選手です。体重93kg・太もも67cmの屈強な体格を武器に、豪快な逃げを見せる肉体派レーサー。
トレードマークの「男らしい髭」とともに、その見た目からして存在感抜群。脚質は逃げ主体ですが、自在な立ち回りにも定評があり、将来が楽しみな選手の一人です。
記念競輪での活躍実績もあり、和歌山競輪場の“未来のエース候補”として注目度は上昇中。そのパワフルな走りと果敢な仕掛けは、車券予想でも見逃せません。
- 和歌山には安定感あるベテランと実力派若手が揃う
- ガールズケイリンでは吉川選手が注目株
- 逃げ・自在型ともに予想の軸にしやすい選手が多い
まとめ|和歌山競輪場のバンク特徴と予想のポイント

和歌山競輪場のバンクは「直線が長く、差しやすい」という特徴を持つ400mバンクです。
特に見なし直線距離が59.9mと長めで、「差し」や「捲り」が決まりやすい傾向にあります。
また、紀の川の近くに位置するため、海風の影響を受けやすく、風の強さや向きによって展開が左右される点も見逃せません。
風が強い日は、バック向かい風の影響で差しや捲りが有利になります。
和歌山は直線が長いのに、捲りも出るのが面白いところじゃな。
風もレースに大きく影響するんだね!予想が難しそう!
予想の際は、追い込みタイプの選手を軸にし、バンク特性と風の条件を考慮しましょう。
さらに、スジ違いの決着も珍しくないため、ラインだけに頼らず個々の選手の力量もチェックするのがコツです。
なお、6番車と8番車は勝率・連対率が低めなので、買い目から外す選択肢もありです。
- 見なし直線が長く、差しや捲りが出やすい
- 風の影響で展開が大きく変わる
- ラインよりも選手個々の力量が重要