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【弥彦競輪場】長い直線とバンクの癖を攻略!特徴・決まり手・予想のコツを徹底解説

【弥彦競輪場】長い直線とバンクの癖を攻略!特徴・決まり手・予想のコツを徹底解説

弥彦競輪場は、新潟県西蒲原郡弥彦村にある全国唯一の村営競輪場です。
周長は一般的な400mですが、「みなし直線」が63.1mと全国でも5番目に長いのが最大の特徴となっています。
この長い直線があるため、後方からの差しや追い込みが決まりやすい傾向にあり、特に「差し」は1着の決まり手として高い比率を占めています。
この記事では、弥彦競輪場のバンク特性や決まり手のデータ、さらにその特性を踏まえた予想のコツまで、幅広く解説しています。
「弥彦競輪場で的中を狙いたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

弥彦競輪場の特徴|全国有数の長い直線と独特なバンク形状

弥彦競輪場の入口
弥彦競輪場の入口

弥彦競輪場は、新潟県西蒲原郡弥彦村にある競輪場です。
日本で唯一、村が運営している公営競技場であるという、他にない特色を持っています。開設は1950年4月28日で、長い歴史があります。

バンクの周長は400m。全国の競輪場で最も一般的な仕様ですが、弥彦には他の400mバンクとは異なる、いくつかの特徴的な癖があります。
これらの癖や弥彦村特有の気候を把握することで、車券予想の精度を高めることが可能です。

バンクの基本データと特徴

リニューアルした弥彦競輪場
リニューアルした弥彦競輪場

弥彦競輪場のバンクには、以下のような特徴的なデータがあります。

  • 周長:400m
  • みなし直線距離:63.1m
  • センター部路面傾斜:32°24′17″
  • 直線部分路面傾斜:2°51′45″
  • ホーム幅員:10m
  • バック幅員:9.0m
  • センター幅員:7.3m
  • 最高上がりタイム:10.6秒(山崎芳仁選手、2010年6月15日)

中でも注目なのは、みなし直線距離が全国でも5番目の長さを誇る63.1mという点です。全国平均より約10mも長く、これがゴール前の展開に大きな影響を与えます。

直線が長いことで、先行選手が脚を使い果たしやすく、後方からの差しや捲りが届きやすい傾向があります。
また、毎年3月のバンク張り替え直後である4月開催初頭は、走路が重く感じられることが多く、より後方有利な展開になりやすいのも特徴です。

みなし距離が長いと、先行選手は風の影響とかを受けやすいんだよね〜!いわき平の時にも学んだよ♪

特殊なバンク形状とコース幅

弥彦競輪場のバンクは、1・4コーナーと2・3コーナーがそれぞれ対称という珍しい形状です。
通常は非対称なコーナーが多い中で、対称構造は選手にとって慣れが必要になります。
特に、4コーナーの緩和曲線がキツいため、3コーナーからの捲りが決まりにくいとされています。
この構造により、外からの捲りを仕掛けた選手が膨らみやすく、届かないケースが多発します。

加えて、コース幅が全国平均と比べて狭く、特にセンターやバック側がタイトです。
そのため、接触や落車のリスクが高まり、外からの仕掛けが難しい点にも注意が必要です。

気候条件|風と積雪の影響

弥彦村は弥彦山の麓に位置しており、山から吹き下ろす風がバンクに影響を与えます。
特に西風が入りやすく、ホーム裏から吹く風が捲りを阻害する要因となることも。
秋から冬にかけては「弥彦おろし」と呼ばれる北西の季節風が強まり、3・4コーナーでの加速が難しくなる傾向があります。

さらに、弥彦村は豪雪地帯に位置しているため、弥彦競輪場の開催期間は4月〜11月に限定されています。
12月から3月は降雪のため本場開催は行われません。
また、降水量の多い7月や11月には、雨による走路コンディションの変化も考慮する必要があります。

  • みなし直線距離が全国5番目の長さ
  • 対称コーナーと狭いコース幅で捲りが難しい
  • 風と天候の影響が大きく、開催は4月〜11月限定

決まり手データ|差しと捲りが有利な傾向

弥彦競輪場は、全国に多い周長400mバンクのひとつです。
しかし、その中でも「みなし直線距離が長い」という特徴が、決まり手に大きな影響を与えています。
今回は、過去のデータをもとに、弥彦競輪場における決まり手の傾向を分析していきましょう。

決まり手1着2着
逃げ23.3%19.5%
捲り27.4%13.2%
差し49.4%28.0%
マーク-39.2%

特に目立つのは「差し」で、1着のうち49.2%を占めており、400mバンクとしては非常に高い水準です。
さらに「捲り」も27.4%と高く、全国平均と比較しても追い込み型の決まり手が多い傾向が見て取れます。

やっぱり直線が長いから、追い込みが決まりやすいんだね!

うむ。弥彦競輪場はみなし直線が長く、先行選手が脚を使い果たしやすいのじゃ。
だからこそ、後方から鋭く追い込む「差し」が決まりやすいのじゃな。

S級(9車立て)レースに限定しても、この傾向はさらに強まります。

決まり手S級(9車) 1着S級(9車) 2着
逃げ7.6%12.2%
捲り35.5%19.8%
差し56.9%32.5%
マーク-35.5%

S級戦においては、1着決まり手の56.9%が「差し」で、逃げはわずか7.6%まで落ち込んでいます。
捲りも35.5%と高く、番手からの加速がしやすい構造が影響していると考えられます。

わー、S級戦だと逃げがすごく少ないんだ!

そうじゃな。レベルの高いS級選手ほど、長い直線を活かした「差し」や「捲り」が得意なのじゃ。
予想を立てるなら、その戦法に強い選手を軸に考えるとよいじゃろう。

  • 1着の決まり手は「差し」が最多
  • S級戦では「逃げ」が極端に不利
  • 予想時はラインの番手選手に注目

弥彦競輪場を予想で攻略!勝利を引き寄せる2つのポイント

全国に数ある競輪場の中でも、独特のバンク形状と長いみなし直線を持つ弥彦競輪場は、その特徴を理解することが予想的中の鍵となります。
ここでは、弥彦競輪場で勝つための具体的な予想ポイントを2つに絞って解説します。

バンク特有の「癖」と「風」を味方につける

弥彦競輪場は長い直線が特徴ですが、バンク自体の構造にも予想する上で見逃せない「癖」があります。
弥彦のバンクは、1コーナーと4コーナー、2コーナーと3コーナーがそれぞれ対称になっているという独特な形状をしています。
さらに、4コーナーの緩和曲線がキツいという特徴もあります。

それがきついことでどうなるの??

この緩和曲線がキツいことによって、3コーナーから大外を回しての捲りが決まりにくい傾向があります
スピードに乗る前に遠心力が強くかかるため、外を大きく回る選手は失速しやすいです。
そのため、弥彦で捲りを決めるには、早めのタイミングで仕掛ける「脚力のある選手」や、内側からコースを突く技術が必要になります。

弥彦競輪場のように独特の癖を持つバンクでは、こうした細かな情報が予想の精度を上げる鍵となるのじゃ。

さらに、弥彦競輪場は積雪地帯のため冬季は開催がなく、毎年4月の開催に向けてバンクの張替えが行われます。
これにより、特に4月開催時はバンクが重くなる傾向があると言われています。

バンクが重いと、スタートダッシュで先行するタイプの選手は脚が消耗しやすく不利になりがちです。
そのため、長く脚を使える「地脚」タイプの選手や、「縦足」のある選手が有利になると考えられます。

地元選手に焦点を当てる

そして、忘れてはならないのが「地元選手」の存在です。
普段から弥彦競輪場で練習している地元選手は、このバンク独特の長い直線や緩和曲線の癖、風の吹き方などを熟知しています。

選手によっては「直線が長いのに逃げれる競輪場!しかし差しが決まりやすい日も!」といった、経験に基づいた感覚を持っている場合も。

地元選手は頼りになるんだね〜♪

この地の利を活かして、他の選手が予想しないタイミングでの仕掛けや、有利なコース取りを行う「ホームかまし」といった戦法を取ることもあります。

弥彦競輪場がホームバンクの選手が出走する際は、特に注意してレース展開を予想することが、思わぬ高配当を引き寄せる鍵となるかもしれません。

弥彦競輪場の有名選手や強い選手を紹介|地の利を活かす実力者たち

競輪場には、その場所で日々練習を重ね、バンクの特徴を熟知した地元選手がいます。弥彦競輪場も例外ではなく、特に独特の「癖」があるため、地元選手の地の利が重要な要素となります。彼らは遠征選手が知らないような細かな特徴を熟知しており、有利なコース取りや他の選手が予測できないタイミングで仕掛けるなど、戦術を活かします。今回は、弥彦競輪場をホームバンクとする注目選手を紹介します。

【諸橋愛】弥彦の大黒柱!ベテランの技と経験で勝利を掴む

諸橋愛(もろはし めぐむ)選手
諸橋愛(もろはし めぐむ)選手

弥彦競輪場の代表選手といえば、やはり諸橋愛(もろはし めぐむ)選手です。
1977年生まれで、2024年には47歳となり、S級1班のトップカテゴリーに君臨し続けています。

彼の脚質は「追い込み」で、師匠は新潟の小川隆氏です。
身長172cm、体重75kgの体格から繰り出される追い込みは非常に強力です。

弥彦競輪場で諸橋選手が出走する際は、その経験と地の利を活かした走りに注目し、積極的に買い目に加えることを検討する価値は大いにあるでしょう!

47歳でもS級で活躍して、しかもG1を8回も勝っているなんて、すごい選手だね!弥彦では諸橋選手は外せないね!

まさにレジェンドだな。長年の経験と鍛錬があの年齢での活躍を支えている。弥彦バンクとの相性も抜群だから、出走レースは要チェックだぞ。

【滝本幸正】期待の若手!強靭な脚力でバンクを駆け上がる

滝本幸正(たきもと ゆきまさ)選手
滝本幸正(たきもと ゆきまさ)選手

諸橋選手がベテランなら、弥彦競輪場の将来を担う若手選手が滝本幸正選手です。
脚質は「逃げ」を得意としており、師匠は佐藤政利氏です。
身長166.3cm、体重70kg、太股周り60.3cmというバランスの取れた体格が魅力的ですね!

養成所時代は40位でしたが、デビュー後は目覚ましい活躍を見せ、わずか5節で9連勝を達成し、特別昇級を決めました。
特筆すべきは、レッグプレスの挙上重量が495kgという驚異的な数値を記録しており、強靭な脚力は今後の活躍を期待させますね。

とんでもない脚力だね〜!未来が楽しみな選手!

そうだろう。若手のホープだな。特に弥彦のような直線が長いバンクで「逃げ」の選手がどう戦うかは見ものだ。今後の活躍に期待だな。

【藤原憲征】ベテランの粘りで地元を沸かす

藤原憲征(ふじわら のりゆき)選手
藤原憲征(ふじわら のりゆき)選手

弥彦競輪場には、諸橋選手や滝本選手の他にも、地元バンクで練習を重ね、地の利を活かして戦う選手が多数います。
その中でも注目されるベテラン選手が藤原憲征選手です。
2000年にデビューし、長年競輪選手として活躍してきました。

藤原選手は2019年6月にS級2班に特別昇級し、2020年7月にはS級1班に昇班した経験もありますが、2021年7月にはS級2班に戻っています。最近はF1でも苦戦していますが、地元バンクで培った経験を活かし、粘り強い走りで上位進出を目指しています!

藤原選手もベテランなんだね!地元での応援も力になりそうだね!

その通りじゃな。選手の実力だけでなく、バンクとの相性や地の利も重要な要素じゃ。

  • 【諸橋愛】弥彦競輪トップクラスのベテラン
  • 【滝本幸正】脅威のレッグプレス重量を誇る若手のホープ
  • 【藤原憲征】長年弥彦競輪で活躍してきた大ベテラン

弥彦競輪場の特徴まとめ|予想に活かすポイント

ここまで、弥彦競輪場のバンク特性やデータ、決まり手、風の影響、注目の選手など、様々な角度から弥彦競輪場について解説してきました。

弥彦競輪場は、周長400mながら見なし直線が長く、独特の緩和曲線を持つ個性的なバンクです。特に、直線での追い抜きが決まりやすく、「差し」や「捲り」を得意とする選手、粘り強く脚を使える「地脚」タイプの選手が有利になりやすい傾向があります。

これらの特徴を踏まえて予想を組み立てることで、弥彦競輪場での的中率アップを目指しましょう。記事で解説したポイントを改めて確認しておきましょう。

  • 周長400mながら、見なし直線が全国で5番目に長い独特のバンク特性を持つ
  • 「差し」での決まり手が最も多く、追い込みや捲りを得意とする選手が有利な傾向がある
  • バンクが重くなる時期(4月)や、風向き・風速といった気候条件がレースに大きく影響する
  • 地元選手はバンクの特徴を熟知しており、地の利を活かした走りに注目する必要がある
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