四日市競輪場の徹底攻略ガイド!バンク特徴から予想のコツまで解説!全国でも珍しい競輪場?
作成
三重県四日市市にある四日市競輪場は、1952年開設の歴史ある競輪場です。
周長400mの標準バンクながら、見なし直線距離62.4mと全国屈指の長さを誇ります。
そのため、捲りや追い込みが決まりやすいのが特徴です。
さらに、海に近いため風の影響を受けやすく、特にナイターではバンクが重く感じられることも。
この記事では、四日市競輪場のバンク構造・決まり手傾向・風の影響まで詳しく解説。
予想精度を高めたい方は必見です。
四日市競輪場の特徴|直線が長く風の影響を受けやすい競輪場

四日市競輪場は、三重県四日市市に位置し、「四日市けいりん」の名称で親しまれています。
競輪専用のバンクとして整備されており、中京圏における重要な競輪開催地の一つです。
バンクの長さは400mで、標準的なサイズながら、特徴的なカント(傾斜)と直線の長さを持っています。
まずは、四日市競輪場のバンクデータと地元の気候条件を詳しく見ていきましょう!
バンクの細かな特徴を知ることで、レース予想の精度がグッと上がるぞい!
バンクデータ|全国トップクラスに長い直線と広い幅員

四日市競輪場のバンクは、周長400mの一般的なコースです。
具体的なバンクデータは以下の通り。
- 走路周長:400m
- 見なし直線距離:62.4m
- センター部路面傾斜:32°15′7″
- ホーム幅員:13.3m
- バック幅員:11.5m
- センター幅員:8.5m
- 最高上がりタイム:10.5秒
- 最高上がりタイム記録選手:ボス
最終コーナーからゴールまでの見なし直線距離は62.4mと非常に長く、全国平均の52mや400mバンク平均の56.1mを大きく上回っています。
この数値は全国でも6番目の長さです。
直線が長いことは、ゴール前での差しや追い込みが決まりやすいことを意味します。
つまり、最後の最後まで勝負が分からない展開が多く、逃げ切るには相当な脚力が求められます。
さらに、ホームストレッチの幅員は13.3mと、全国の競輪場で最も広くなっています。
コース幅が広いことで、選手は多彩な戦法を使いやすく、外から捲ってきた選手が内に戻らず粘る場面も。
番手からの差しも十分に決まりやすい環境です。
見なし直線が62.4mもあるなんて、かなり長いんですね!
うむ、400mバンクとしては全国でも有数の長さじゃ。追い込みが決まりやすい傾向を生む要因の一つじゃな。
気候|海風の影響が強くバンクが重くなる特徴
四日市競輪場は伊勢湾に近く、海風の影響を強く受けるロケーションにあります。
平均風速は約2mで、これは全国の400mバンクの中でも4番目に強い数値です。
また、四日市競輪場はナイター開催が多く、夜間は気温低下と湿気の増加で、バンクが「重くなる」と感じる選手が多くいます。
バンクが重いと加速が鈍りやすく、パワー型の選手が有利になる傾向が見られます。
気候面では、冬は晴天が多い一方で、雪が降ることも。
6月・7月・9月は月間降水量200mmを超えることもあり、雨による波乱にも警戒が必要です。
風が強いとレース展開も変わるんですね!
そうじゃ、特に海沿いのバンクは風の影響が大きい傾向にあるんじゃ。風向きに合わせて予想を組み立てるのが肝じゃな。
- 四日市競輪場は直線が長く差しや追い込みが決まりやすい
- ホームの幅が広く多様な戦法が活きやすい
- 海風や湿気によるバンク影響も予想のポイントになる
決まり手データ|差しが多い四日市競輪場

競輪予想をするうえで、各競輪場の「決まり手」の傾向を知っておくことはとても重要です。
選手の得意な戦法とバンクの相性が、レース結果に直結するからです。
四日市競輪場の決まり手データを見てみましょう。
決まり手データって、予想にどう使うの?
選手が得意とする戦法が、そのバンクで決まりやすいかどうかを見るんじゃ!
| 決まり手 | 1着決まり手 | 2着決まり手 |
|---|---|---|
| 逃げ | 22.3% | 18.3% |
| 捲り | 30.2% | 17.3% |
| 差し | 47.4% | 26.0% |
| マーク | - | 38.2% |
上記データからもわかるように、四日市競輪場では「差し」が1着になる割合が最も高く、47.4%を占めています。
さらに「捲り」も30.2%と高く、全国平均を上回っています。
これは、見なし直線距離62.4mの長さや、全国一広いホーム幅員などが影響していると考えられます。
直線での追い込みが決まりやすいバンク構造のため、後方からの仕掛けが有利なのです。
また、コーナーのカント(傾斜)が標準的であることも、番手からの「捲り」を決めやすくしている要因のひとつでしょう。
長い直線だと、逃げ切りは難しそうだね!
そうじゃな。特に実力が拮抗するS級戦では、その傾向がはっきり出るんじゃ。
四日市競輪場は、バンクの特性がレース展開に強く影響します。
差しや捲りといった追い込み型の脚質が有利になるバンクと覚えておくとよいでしょう。
選手の戦法、ライン構成、番手選手の特徴まで含めてチェックすることが、的中への近道となります。
バンクのデータって、本当に重要なんだね!
うむ。決まり手の傾向を掴むことが、的中への近道じゃ!
- 差しや捲りが決まりやすいバンク構造
- 2着はマークや差しも有力なパターン
- 戦法・ライン構成・番手選手の特徴までチェック
四日市競輪場の予想を当てる方法|直線と風を読む

四日市競輪場で車券を的中させるためには、その独特のバンク特性と気候条件を正確に読み解くことがポイントです。
直線距離の長さや海に近い立地による風の影響といった特徴を把握することで、より精度の高い予想が可能になります。
この記事では、四日市競輪場での予想において押さえるべき注目ポイントを詳しく解説していきます。
直線が長いバンク特性を活かす差し・捲り予想

四日市競輪場のバンクは400mですが、見なし直線距離が62.4mと全国平均よりも長めに設計されています。
このため、後方からの仕掛けである「差し」や「捲り」が決まりやすいという傾向があります。走路幅も広く、脚質に応じた多彩な戦法が展開しやすいのが特徴です。
- 見なし直線距離が62.4mと長く、差しや捲りが有利
- 走路幅も広いため、様々な戦法が可能だが、追い込み脚質に有利に働く
- 逆に「逃げ」は決まりにくい
先ほどの決まり手データを振り返ると、「差し」が47.4%と最も多く、「捲り」も30.2%と高めです。
これらの数値から、差しや捲りに強い選手を中心に予想を立てることで、高い的中率が見込めるでしょう。
直線が長いと、追い込みが有利なんだね!
そうじゃ。最後まで目が離せないレースが多いのう。
海風とバンクの重さを見極めた戦略

四日市競輪場は伊勢湾に近く、風の影響が非常に強い競輪場として知られています。
バック側が海に面しており、夏場は追い風、冬場は向かい風になる傾向があります。
風向きによって有利な選手が変わる点が重要な読みどころです。
- 海に近いため風が強く、特にバック側が海に面している
- バック側では、夏場は追い風、冬場は向かい風になりやすい傾向がある
- バック追い風の際は先行選手に有利に働きやすく、冬場の向かい風は捲り選手に有利になりやすい
さらに、ナイター開催が多く、夜間の湿度上昇によりバンクが重く感じられることもあります。
こうした環境下では、パワー型の選手が有利になる傾向があるでしょう。
また、三重県は降水量が多く、特に6月・7月・9月は月間降水量200mm超えも珍しくありません。
雨天時にはスリップなどの影響もあり、波乱含みの展開も考えられます。
風向きで有利な選手が変わるなんて面白いね!
うむ。自然条件を読むのも競輪予想の醍醐味じゃのう。
スジ違い決着と車番・地元選手への注目

四日市競輪場のホーム幅員は13.3mと全国で最も広く、ゴール前での横の広がりが大きくなる特徴があります。
このため、ライン通りの決着(スジ車券)になりにくく、スジ違い決着が発生しやすいバンクといえます。
- ホーム幅員が全国で最も広く、スジ違い決着になりやすい
- スジ車券率は45.55%と低い傾向
- 予想では、1着と2着を別のラインから選ぶ「スジ違い決着」を検討する価値がある
また、地元の選手はホームバンクを熟知しており、有利にレースを運べることが多いです。とくに浅井康太選手のような実力者が出走する際には注目したいところです。
予想時には、スジ違いの可能性、車番傾向、地元選手の存在をあわせてチェックすることで、思わぬ高配当を狙うことも可能です。
スジ違いって、思わぬ高配当になることもあるんでしょ?
うむ。だからこそ、バンクの特徴を知って狙うのが大事じゃよ。
- 見なし直線と風向きが予想のカギ
- 差し・捲り中心に予想を構築
- スジ違いや地元選手も要注目
四日市競輪場の有名選手や強い選手を紹介

四日市競輪場をホームバンクとする選手たちは、日々の練習を通じてバンクの特徴を誰よりも熟知しています。
そのため、レースではその知識を最大限に活かし、有利に戦うことができると言われています。
今回は、四日市競輪場を代表する有名選手や注目選手たちをご紹介!
【浅井康太】四日市のスーパースター!グランプリ覇者!

浅井康太選手は、四日市競輪場を語る上で欠かせないスーパースターです。
三重県桑名市出身で、2024年にはデビュー19年目にして通算500勝という偉大な記録を達成しました。
脚質は両で、捲りが得意なカマシスタイルの選手として知られ、中部地区を代表する存在としてラインを重視した安定感のある走りが特徴です。
四日市競輪場でのレースでは、最も注目すべき選手の一人です。
浅井選手はまさに四日市の顔じゃのう。
グランプリを2回も勝ってるんだよね〜♪
【柴崎淳】地元記念制覇経験もあるベテラン!

柴崎淳選手は、91期のベテラン選手です。
2006年にデビューし、兄の柴崎俊光選手も競輪選手として活躍しています。
特に、2008年には地元である四日市競輪場で開催された記念競輪で見事優勝を果たしました。
現在はS級1班に所属しており、2022年にはF1レースを2度優勝するなど、堅実な成績を残しています。
捲りや差しを得意としており、地元バンクでの経験を活かした走りが魅力的です。
地元で優勝するって、すごく嬉しいことだよね!
ファンの声援も力になるんじゃろうな。
【坂口晃輔】差し・マークが得意なS級1班!

坂口晃輔選手は95期の中堅選手です。
2009年にデビューし、現在もS級1班として活躍しています。
差しとマークを得意とし、番手からの勝負で力を発揮します。
2022年のF1レースでは、3連対率が66.6%と高い数値を示しており、3着に絡むケースが多い選手です。
特別競輪での優勝経験はまだありませんが、今後の更なる飛躍が期待される選手。
四日市競輪場でのレースでは、展開によっては上位に食い込む可能性を秘めています!
地元選手はバンクとの相性が良いことが多いんじゃ。
選手の名前を覚えると応援も楽しくなるね!
- 【浅井康太】グランプリ2度制覇のスーパースター
- 【柴崎淳】堅実な成績を残すベテラン!兄も現役選手
- 【坂口晃輔】3連対率が抜群に高い
まとめ|四日市競輪場の特徴と攻略ポイント

四日市競輪場は、差し・捲りが決まりやすい独自の特徴を持つバンクです。周長400mで見なし直線が長く、走路幅も広いため、ゴール前の逆転劇が多く見られます。
特にナイターやミッドナイト開催が多く、バンクが重くなる傾向も予想に影響を与えます。また、海に近いため季節風の影響も強く、風向きのチェックは必須です。
スジ違いの決着も多く見られるため、選手の脚質やライン構成だけでなく、レース当日の風向きまでを考慮した予想が攻略のカギとなります。
- 見なし直線が長く差しが決まりやすい
- 風の影響が大きく予想に直結する
- スジ違い決着も多く柔軟な予想が必要